【天皇賞・春 2016 予想】歴史に名を刻む騎手は一体誰だ?
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皆さまごきげんよう、多幸です。
2016年5月1日分の予想を公開します。
こちらの記事では
- 天皇賞・春(京都11R 15:40発走予定)
についての予想および見解をお伝えします。
この記事の見出し一覧
長距離だからこそ狙える馬と狙えない馬
距離の長い3000mの菊花賞は、血統面で不安がある馬でも好走出来たケースはあります。
例えば母父がスプリンターズSを勝っているサクラバクシンオーのキタサンブラック(2015)
それから父がマイルのスペシャリストだったニホンピロウィナー産駒ながら3着のメガスターダム(2002)
2200mまでしか勝っていなかったマチカネフクキタル(1997)など。
それは3歳同士の戦いと言うのが大きな要素ですし、スタミナに不安があっても能力差が大きく開いてない場合は、相手が自滅してくれるなどして何とかなる事はあります。
しかし、天皇賞・春は年上の世代とぶつからなくてはいけません。
よりスタミナに不安の無い馬、3200m以上のレースで実績を残していて強いレースをしてきた馬をチョイスしないと当たるものも当たらないと考えてます。
あるいは「血統面で不安が無い馬」なら、3200m以上のレースで実績を残していなくても狙う価値は大いにあります。
有力馬が前に行く、それならば
先週開幕した京都競馬場は芝が綺麗に生え揃い、エアレーションをした後にもかかわらず先行有利の馬場傾向が見られました。
今回、人気を集めている馬の中にも比較的前で競馬をする馬が居ます。例えば菊花賞馬のキタサンブラックや、有馬記念&日経賞馬のゴールドアクターですが
- 58kgと重い斤量を背負い
- ペースが緩まない3200mの厳しいレースになり
- 他の馬も一気にスパートしてくるので、直線の我慢比べ
こうなって今までどおりの能力が出せるかどうかで言うと、3着候補とかなら分かるんですが普通は馬券圏内には絡んで来れない程バテてしまうでしょう。
人気はある馬でも、過去に途中で13秒台のラップで走る事が出来ていて、思いっきり脚を貯める事が出来た馬は、同じようなレースを再現できる可能性は極めて低くなるでしょう。
そうなれば後ろからレースを運べる馬を中心にした方が利に適うのでは無いかと思います。
昨年は2着に惜敗するなど実績は断然のフェイムゲームが、頂冠へいよいよ差し脚が威力敵無し状態で好走してくると期待しております。
権威あるレースこそ力を発揮するボウマン騎手
2015-2016年にはオーストラリア競馬でも最強馬決定戦として名高い「コックスプレート」を制するなど、非常に好調なH.ボウマン騎手が再来日して天皇賞でも騎乗してくれます。
昨年末にはホープフルステークスでハートレーを勝たせるなど、国内の競馬でも実績を残しつつあります。有馬記念でも9着ながらトーセンレーヴを0秒3と僅差まで持ってくる力は無視できません。
しかも先日、かつては「コックスプレート」と並びワールドレーシング・チャンピオンシップに組まれていた「クイーンエリザベス2世カップ」で優勝しており、権威あるレースをバンバン勝ってきている勢いがあります。
エリザベス女王の次は、天皇賞・・・なんて結果でも、全く不思議ではありません。
天皇賞は日本国内で現存する競馬の競走として最も長い歴史と伝統を持つ、権威あるレースの一つです。
もちろん距離が長い分、世界のトレンドから少し外れてはいますが、それでもこのレースが持つ伝統は間違いなく世界でも指折りです。
決して展覧競馬とか皇族が来場されると言う事ではないでしょうけど、こう言ったレースで特段強いと言う流れは大切にしてもらいたいと思います。
ボウマン騎手と同じオーストラリアの騎手と言えば、2010年に優勝したC.ウィリアムズ騎手が有名です。
オーストラリアもメルボルンカップと言う長距離GIがあり、南半球と北半球の違いはあれどレース形態が似た部分はあります。
長距離重賞でどのように勝負するのか、持ち前の技術と噛み合わせて是非タイトルを奪取してもらいましょう。
天皇賞・春はこの様に評価しました
***(3つ星評価)
H.ボウマン騎手
騎乗馬:⑤フェイムゲーム
昨年2着と実績は文句なく騎手の勢いもあってケチの付けようが無い、ごっつぁん差しでも良いので末脚を出しきれば結果は自ずと付いてくる。JRAのCMも赤い暖簾に鶴瓶の赤いネクタイと3枠馬には有利か。
**(2つ星評価)
勝浦正樹騎手
騎乗馬:②トゥインクル
菊花賞を含めて3000m以上のGIは初騎乗となる点はかなりギャンブル要素が高くなるが、血統面で父は長距離GIでも強いステイゴールドと文句無し。前走こそ馬場が悪く早めに動かざるを得なかったが、元々後ろから競馬が出来る点も決して悪くないはず。
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武幸四郎騎手
騎乗馬:④トーセンレーヴ
兄が天皇賞男と呼ばれていますが、実は武幸四郎騎手も「隠れ天皇賞男」2010年にはメイショウドンタクで3着・2014年にはウインバリアシオンで2着と、ここ2回連続で馬券圏内に絡んでいます。父は天皇賞・春を制して居るディープインパクト、距離さえこなしたら一発狙える位置に一発狙える騎手と不気味さならメンバー随一。
*(1つ星評価)
C.ルメール騎手
騎乗馬:⑩アルバート
人気馬では無い今回は気楽に乗れる分だけ怖い存在、ペースが流れるよりは落ち着いてくれた方が良い馬ではあるが、スローペースの瞬発力勝負なら逆転も可能なだけに展開一つで突き抜ける魅力はある。ペースが流れた時でも母父ダンスインザダークで、こなすどころかひと皮むける可能性も。
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福永祐一騎手
騎乗馬:⑧シュヴァルグラン
前走は強い勝ち方だったが、途中でラップが緩んで13秒台を記録するなど実力にはやや疑問の残る内容。より厳しいスタミナ比べとなった時にどれだけやれるかは未知数だが、他がバテる様な展開なら浮上してくるだけの下地はある。
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吉田隼人騎手
騎乗馬:⑰ゴールドアクター
贔屓目の評価してもここが精一杯。騎手も京都外回りの長丁場ではなんとか粘っているがいずれも菊花賞で、天皇賞・春は初騎乗と不安は拭いきれない。父も天皇賞・春では見せ場が無かったし血統面でプラスになるような母馬でも無くせめて相手まで。
以上、天皇賞・春の予想でした。
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