【先週の結果分析とベストプレー賞】騎手成績回顧2016.11.19

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皆さまごきげんよう
騎手から予想する競馬ブログの「多幸」です。

騎乗成績から馬券戦略の糸口を探る
「先週の結果分析」のコーナーです。

各競馬場の馬券圏内に来た騎手の成績を振り返ってみましょう。

11月19日、土曜日の結果を振り返りたいと思います。

先週終了時点での、JRA騎手リーディング速報を公開中。

目次

福島競馬場の成績

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
原田和真 3-0-0-5/8 37.50% 37.50% 37.50% 286 86
丸山元気 2-0-0-6/8 25.00% 25.00% 25.00% 106 46
木幡初也 1-2-1-4/8 12.50% 37.50% 50.00% 376 193
岩田康誠 1-2-0-8/11 9.10% 27.30% 27.30% 32 46
津村明秀 1-1-0-5/7 14.30% 28.60% 28.60% 35 41
丸田恭介 1-1-0-6/8 12.50% 25.00% 25.00% 66 47
石橋脩 1-0-1-5/7 14.30% 14.30% 28.60% 262 81
鮫島克駿 1-0-0-3/4 25.00% 25.00% 25.00% 240 67
秋山真一 1-0-0-2/3 33.30% 33.30% 33.30% 170 70
吉田隼人 0-2-1-7/10 0.00% 20.00% 30.00% 0 42
長岡禎仁 0-1-0-7/8 0.00% 12.50% 12.50% 0 23
義英真 0-1-0-6/7 0.00% 14.30% 14.30% 0 24
横山和生 0-1-0-4/5 0.00% 20.00% 20.00% 0 70
中井裕二 0-1-0-2/3 0.00% 33.30% 33.30% 0 56
木幡巧也 0-0-4-5/9 0.00% 0.00% 44.40% 0 105
伴啓太 0-0-1-6/7 0.00% 0.00% 14.30% 0 121
北村友一 0-0-1-8/9 0.00% 0.00% 11.10% 0 21
加藤祥太 0-0-1-3/4 0.00% 0.00% 25.00% 0 62
三津谷隼 0-0-1-1/2 0.00% 0.00% 50.00% 0 140
二本柳壮 0-0-1-1/2 0.00% 0.00% 50.00% 0 125

福島リーディングが全く分からないほどの混戦になったこの日、熾烈な争いの中で抜け出したのはなんと原田和真騎手
1日に3勝の大活躍は、通算29勝目で昨年までの14勝だったのを1年で塗り替える記録にもなりました。
特に目立ったのが芝で1日2勝の成績ですが、これも今年は函館以来の2回目。どうやらローカル開催の小回りでようやくコツを掴んできたでしょうか。

一方で、こちらも芝で2勝を挙げてきた丸山元気騎手、騎乗停止処分明け2週目でようやくの勝利でした。
これまでのローカル開催では、芝での勝ち星は函館競馬場の成績がリードしていましたが、今日の勝利で福島競馬場の成績が2勝差まで詰め寄ってきました。
相性の良さだけならば函館を凌ぐほどの福島開催、更なる躍進が福島開催の最終盤で観られるでしょうか。

回収率の面ではこれまでの騎乗スタイルから豪腕ぶりを強調する方向へシフトし始めた木幡初也騎手が存在感十分の成績。
また、穴男ぶりでは若手でも群を抜く破壊力の三津谷隼人騎手も、まずまずの複勝回収率で貢献してきました。

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東京競馬場の成績

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
ムーア 2-1-1-3/7 28.60% 42.90% 57.10% 114 92
戸崎圭太 2-0-1-6/9 22.20% 22.20% 33.30% 35 42
ルメール 1-1-2-5/9 11.10% 22.20% 44.40% 87 73
柴田善臣 1-1-0-5/7 14.30% 28.60% 28.60% 45 44
大野拓弥 1-0-2-5/8 12.50% 12.50% 37.50% 146 120
松岡正海 1-0-0-9/10 10.00% 10.00% 10.00% 326 56
石川裕紀 1-0-0-7/8 12.50% 12.50% 12.50% 80 31
吉田豊 1-0-0-8/9 11.10% 11.10% 11.10% 80 22
北村宏司 1-0-0-6/7 14.30% 14.30% 14.30% 48 24
西谷誠 1-0-0-0/1 100.00% 100.00% 100.00% 190 110
内田博幸 0-2-2-6/10 0.00% 20.00% 40.00% 0 127
蛯名正義 0-1-1-5/7 0.00% 14.30% 28.60% 0 78
江田照男 0-1-1-3/5 0.00% 20.00% 40.00% 0 100
田辺裕信 0-1-0-7/8 0.00% 12.50% 12.50% 0 27
四位洋文 0-1-0-2/3 0.00% 33.30% 33.30% 0 56
田中勝春 0-1-0-2/3 0.00% 33.30% 33.30% 0 103
熊沢重文 0-1-0-1/2 0.00% 50.00% 50.00% 0 470
高田潤 0-1-0-0/1 0.00% 100.00% 100.00% 0 280
柴田大知 0-0-1-7/8 0.00% 0.00% 12.50% 0 18
平沢健治 0-0-1-0/1 0.00% 0.00% 100.00% 0 110

熾烈なリーディング争いを横目に、今日の主役はR.ムーア騎手が強奪。
勝利数こそ2勝止まりでしたが、高い複勝率を残して格の違いを見せ付けました。
この日の勝利は1800m以上のレースでのもの、この傾向は距離が伸びて強さを発揮する活躍に繋がっていくのでしょうか、

一方で久しぶりに騎乗馬の重賞連勝を、得意の2歳戦で挙げてきた柴田善臣騎手は、いよいよエンジン全開の模様。
今開催では芝での成績がなかなか伸びてきませんでしたが、1勝+2着1回を立て続けに量産。
コンスタントに活躍できないことだけがネックになっている今年の成績、秋以降は安定して残せるようになってきただけに、残り3日でどこまで巻き返してくるかに注目してみましょう。

回収率の面ではベテランの熊沢重文騎手が大き目の一撃を披露。
また、障害戦では熾烈な2着争いを高田潤騎手が制するなど、なかなか見事な貢献をしてくれました。
比較的堅い決着が多い一日でしたが、意外性のある騎手の活躍が待たれるところです。

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京都競馬場の成績

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
幸英明 3-0-0-9/12 25.00% 25.00% 25.00% 445 74
福永祐一 2-2-0-5/9 22.20% 44.40% 44.40% 150 118
武豊 2-0-1-5/8 25.00% 25.00% 37.50% 297 127
浜中俊 1-3-2-2/8 12.50% 50.00% 75.00% 82 158
太宰啓介 1-0-1-2/4 25.00% 25.00% 50.00% 75 80
松田大作 1-0-1-4/6 16.70% 16.70% 33.30% 136 63
川田将雅 1-0-0-6/7 14.30% 14.30% 14.30% 51 21
松山弘平 1-0-0-8/9 11.10% 11.10% 11.10% 321 91
アッゼニ 0-1-1-5/7 0.00% 14.30% 28.60% 0 187
池添謙一 0-1-1-2/4 0.00% 25.00% 50.00% 0 217
松若風馬 0-1-0-8/9 0.00% 11.10% 11.10% 0 27
和田竜二 0-1-0-8/9 0.00% 11.10% 11.10% 0 124
藤岡康太 0-1-0-4/5 0.00% 20.00% 20.00% 0 132
M.デム 0-1-0-6/7 0.00% 14.30% 14.30% 0 18
柴山雄一 0-1-0-3/4 0.00% 25.00% 25.00% 0 30
シュタル 0-0-3-3/6 0.00% 0.00% 50.00% 0 250
酒井学 0-0-1-5/6 0.00% 0.00% 16.70% 0 476
藤懸貴志 0-0-1-1/2 0.00% 0.00% 50.00% 0 1135

重賞が行われない京都競馬場、熾烈な争いは幸英明騎手が得意の形に持ち込んで主導権を握ってきました。
昨年に比べて勝ち星が伸びていない中で、一気に3勝を挙げる活躍はインパクトが強烈。
今年の春も京都で1日3勝を挙げるなど、相性の良さを再認識させてくれました。

2勝を挙げた福永祐一騎手は、芝の成績が過去最高を更新しそうな勢い。
勝ち星は勿論のこと、2着の多さは連対率の優秀さに繋がっています。
2014年に記録した年間連対率32.9%を塗り替えることが出来るのか、芝での騎乗は今まで以上の気合で臨んできそうです。

回収率の面では藤懸貴志騎手が圧倒的な存在感で久しぶりの複勝4桁配当。
このコーナーでは珍しくA.シュタルケ騎手池添謙一騎手も高い回収率で大きく貢献。
先週に引き続いてやや荒れやすくなっている傾向が観られました。

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本日の「Play of the day」

CS放送のプロ野球ニュースじゃありませんが、「play of the day」の発表です
PLAY_OF_THE_DAY

東京3R(2歳未勝利) 2着 ⑩アントレーン 熊沢重文騎手

このレースを3番人気で勝ったのは石川裕紀人騎手。
熊沢重文騎手は8番人気、着差はクビ差でした。

デビュー3年以内の100勝達成による、自力での減量解除も時間の問題ではありますが、
若手との対比をすれば軍配は圧倒的にこちら。
とてもじゃありませんが、勝てたから良いと言うレース内容ではありません。

これからの美浦を背負って立つ存在になるためにも、苦言を呈せずには居られない。
そんなレースでした。
際どい勝負に持ち込んだベテランから学んで欲しい意味と、若手を最後まで苦しめさせた技術の高さを改めて評価しての選出です。

まずはスタート。
重心を後ろに下げてタイミングよく好発したのは熊沢重文騎手。
アントレーンにとってはデビューして初めてのダートスタートでしたが、芝と比べて別馬のようなスタートダッシュ。
それを可能にしたのは後入れ偶数枠同士だったとは言え、より早くゲートを出るために策を講じていたベテランの意識がなせるものでした。
どちらも好位につけてレースをしていましたが、スタートして2秒少々であっという間の1馬身差。
これだけの差をあっさり付けられているようでは、減量を解除できた跡が思いやられます。
本当に一瞬で「風になってしまった」ぐらいの鋭い出足、かなり強引に行き足をつけるための、重心を低くした姿勢のまま扶助の上手さを余すことなく披露したのは、大きな違いです。
頭の高さではなく、腰の低さと重心の位置が決定的に違います。
作戦で前に行くなら、意思を持って前に行かないといけません。
なぜなら中堅騎手が自分の形に持ち込めずに負けているのは、これが原因のほとんど。
先行できなくなれば、持ち味を披露する間もなく、勝てなくなるからです。

最後の直線で先に抜け出すタイミングこそ、石川裕紀人騎手が上手く仕掛けていました。
ここは本当に素晴らしいところだし、自信を持って良いんです。
しかし、その天性の勝負勘がありながら未だに重賞未勝利に甘んじているのは、そのあとに詰め寄られた追い動作の甘さ。
いくら若手で筋持続力が乏しいにしても、最後の直線で追い詰められる様子は、明らかにGIジョッキーとの格の違いが出てしまっています。

腕だけで追っては、いずれ後輩に抜かれていくでしょう。
追いムチの動作のはずが、ムチだけに頼ってしまう場面すらありました。
肩の裏側や背中の筋肉を動かして付いた勢いを生かして、馬の推進力を更に増している熊沢重文騎手の動作は、対比すれば明らかです。
100勝が通過点になるのが目前の今こそ、早く気付くべき課題を全て若手に示してくれた騎乗姿勢は、きっと馬の能力を引き出すだけの技術向上に一役も二役もかってくれるでしょう。

着順こそ2着ではありましたが、前方に強烈なパンチを打ち込むような追い動作の姿勢で、内容では熊沢重文騎手が圧勝。
最後に詰め寄られてしまうよう原因になった、馬のピッチに合わせられない程に石川裕紀人騎手がバテてしまい、緩慢になった動作を速やかに引き締めて行かないといけません。
それが出来れば上手い騎手がスカスカな美浦なら今以上に重宝されるでしょうし、活躍は中山と福島で計3回しか馬券になっていないのが嘘のような成績に。もはや重賞制覇どころでは済まなくなるでしょう。

そう言う指針を示してくれたベテランならではの、味のある騎乗にも注目してみましょう。


以上、【先週の結果分析とベストプレー賞】騎手成績回顧2016.11.19でした。
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