【先週の結果分析とベストプレー賞】騎手成績回顧2016.10.10

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皆さまごきげんよう
騎手から予想する競馬ブログの「多幸」です。

騎乗成績から馬券戦略の糸口を探る
「先週の結果分析」のコーナーです。

各競馬場の馬券圏内に来た騎手の成績を振り返ってみましょう。

10月10日、月曜日の結果を振り返りたいと思います。

(今週より年末まで、各週開催最終日に障害騎手リーディングを掲載します。)

京都競馬場の成績

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
武豊 2-1-1-5/9 22.2% 33.3% 44.4% 154 137
川田将雅 2-0-1-5/8 25.0% 25.0% 37.5% 95 71
岩田康誠 1-1-0-4/6 16.7% 33.3% 33.3% 40 60
浜中俊 1-1-0-4/6 16.7% 33.3% 33.3% 271 108
池添謙一 1-0-1-5/7 14.3% 14.3% 28.6% 72 91
ルメール 1-0-1-6/8 12.5% 12.5% 25.0% 58 43
藤岡康太 1-0-0-3/4 25.0% 25.0% 25.0% 75 35
熊沢重文 1-0-0-1/2 50.0% 50.0% 50.0% 105 55
竹之下智 1-0-0-0/1 100.0% 100.0% 100.0% 4910 1040
武幸四郎 1-0-0-0/1 100.0% 100.0% 100.0% 900 260
松山弘平 0-3-1-4/8 0.0% 37.5% 50.0% 0 213
M.デム 0-1-0-5/6 0.0% 16.7% 16.7% 0 26
小牧太 0-1-0-5/6 0.0% 16.7% 16.7% 0 65
四位洋文 0-1-0-1/2 0.0% 50.0% 50.0% 0 125
義英真 0-1-0-5/6 0.0% 16.7% 16.7% 0 293
北村友一 0-1-0-4/5 0.0% 20.0% 20.0% 0 478
平沢健治 0-1-0-0/1 0.0% 100.0% 100.0% 0 140
ヴェロン 0-0-1-6/7 0.0% 0.0% 14.3% 0 122
秋山真一 0-0-1-3/4 0.0% 0.0% 25.0% 0 682
鮫島克駿 0-0-1-5/6 0.0% 0.0% 16.7% 0 125
国分恭介 0-0-1-0/1 0.0% 0.0% 100.0% 0 920
鮫島良太 0-0-1-0/1 0.0% 0.0% 100.0% 0 1480
高田潤 0-0-1-0/1 0.0% 0.0% 100.0% 0 160
林満明 0-0-1-0/1 0.0% 0.0% 100.0% 0 270

メインレースの勝利を華々しく飾るなど、武豊騎手が2勝を挙げる活躍を見せてくれました。
代打騎乗で盛岡へ行った田辺裕信騎手もGI勝利を挙げるなど、終わりよければ全て善しの一日でした。
さて、秋は東京競馬場でまつり・・・となるのでしょうか。その為にも更なるギアアップが求められそうです。

同じく2勝を挙げてきた川田将雅騎手は、2年連続4回目の年間100勝達成。
比較的前のポジションを取ることができており、勝利数こそ伸びていませんが調子の良さは感じられます。
来週以降のGIシーズン、善戦ではなく結果にこだわってくれるでしょうか。どんな活躍を見せてくれるのか楽しみです。

回収率の面では一昨日も高配当を演出した竹之下智昭騎手が、京都ダートで躍動。
もはや役者の違い?を、まざまざと見せ付けるような破壊力抜群の活躍を見せてくれました。
穴男ぶりではこちらも負けていない鮫島良太騎手も複勝回収率で存在感。
この他にも秋山真一郎騎手や、北村友一騎手などの回収率も目を引きました。
昨日に続いて中堅やベテランの経験が生きてきているようですが、この傾向は来週も続くのでしょうか。

東京競馬場の成績

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
津村明秀 2-1-0-1/4 50.00% 75.00% 75.00% 630 200
柴田大知 1-1-3-5/10 10.00% 20.00% 50.00% 169 134
福永祐一 1-1-2-5/9 11.10% 22.20% 44.40% 20 66
勝浦正樹 1-1-0-6/8 12.50% 25.00% 25.00% 805 166
内田博幸 1-1-0-7/9 11.10% 22.20% 22.20% 22 26
北村宏司 1-0-2-2/5 20.00% 20.00% 60.00% 34 130
蛯名正義 1-0-1-6/8 12.50% 12.50% 25.00% 18 37
和田竜二 1-0-1-4/6 16.70% 16.70% 33.30% 161 350
石橋脩 1-0-0-5/6 16.70% 16.70% 16.70% 180 46
丸田恭介 1-0-0-0/1 100.00% 100.00% 100.00% 2120 520
吉田隼人 1-0-0-0/1 100.00% 100.00% 100.00% 770 240
大野拓弥 0-2-0-8/10 0.00% 20.00% 20.00% 0 44
藤岡佑介 0-1-1-2/4 0.00% 25.00% 50.00% 0 92
木幡巧也 0-1-0-8/9 0.00% 11.10% 11.10% 0 22
吉田豊 0-1-0-7/8 0.00% 12.50% 12.50% 0 51
柴田善臣 0-1-0-5/6 0.00% 16.70% 16.70% 0 21
嘉藤貴行 0-1-0-1/2 0.00% 50.00% 50.00% 0 295
柴山雄一 0-0-2-5/7 0.00% 0.00% 28.60% 0 67

来週から始まる新潟開催を前に弾みを付けたかったであろう津村明秀騎手が、鬼の居ぬ間に2勝。
予行練習は完璧なだけに、あとは得意のローカル開催で期待以上の結果を出せるかどうか。
この日のように騎乗馬と息の合った追い動作が来週以降もしっかり発揮できれば、あとから成績は付いてくるはずです。

通算1000勝を達成するなど、条件戦とは言え2400mで存在感を示している内田博幸騎手も、この日勝利を挙げてきました。
先日のインタビューでも東京2400mは「騎手の腕が試されるコース」と発言している通り、馬場の良いところをチョイスして末脚をしっかりと発揮させる的確な仕事振りはまだまだ健在。
前半急がせないことで能力を発揮できる騎乗馬とのコンビでは、お互いの長所を引き出しているようで、秋の東京開催では開幕以降芝・2400m戦で2連勝。
勝ち方を知っている騎手が秋競馬でどこまで反撃に出てくるでしょうか。

回収率の面では昨日と打って変わって、中堅~ベテランの技が炸裂。
短距離戦を得意とする丸田恭介騎手が豪快に人気薄を持ってくれば、
嘉藤貴行騎手も芝のマイルより長い距離でなかなか結果が出ていなかった今年の鬱憤を、晴らしていくかのような複勝一撃。
吉田隼人騎手や勝浦正樹騎手も回収率で貢献、経験があるからこそ結果につなられげるベテランの奮起。
若い者には負けないテクニックの生かし方に注目しながら、来週も巻き返しに期待してみましょう。

10月10日終了時点の障害騎手リーディング

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平沢健治 11-3-5-31/50 22.0% 28.0% 38.0%
石神深一 10-8-7-43/68 14.7% 26.5% 36.8%
熊沢重文 10-6-6-40/62 16.1% 25.8% 35.5%
高田潤 8-4-2-13/27 29.6% 44.4% 51.9%
植野貴也 8-3-10-36/57 14.0% 19.3% 36.8%
浜野谷憲 6-3-4-49/62 9.7% 14.5% 21.0%
五十嵐雄 5-7-10-62/84 6.0% 14.3% 26.2%
森一馬 5-2-2-31/40 12.5% 17.5% 22.5%
上野翔 4-3-2-31/40 10.0% 17.5% 22.5%
白浜雄造 3-8-6-20/37 8.1% 29.7% 45.9%

今週の障害競走は

  • 土曜日(未勝利)  西谷誠騎手
  • 日曜日(オープン) 平沢健治騎手
  • 月曜日(未勝利)  熊沢重文騎手

が勝利。

初の障害リーディングへ驀進する平沢健治騎手が1勝リード。
特に2週目の3コーナーから直線に向くまでの手綱捌きと、コース取りの上手さが光ります。
周囲の状況に応じて今後も落ち着いて乗れるかどうかが、カギを握って来そう。

こちらも初の障害リーディングへ突き進んでいる石神深一騎手も僅差。
2004年以来、12年ぶりの障害リーディング獲得を目指す熊沢重文騎手も喰らい付いています。

すぐ後ろに付ける高田潤騎手は、今週の競走で斜行で戒告を受けています。
3年ぶりの障害リーディングに向けて、数少ない騎乗に焦りが出なければ、まだ差は詰めて来られそう。

また直後の植野貴也騎手は人気薄でも馬券圏内に持ってくる技術が冴えています。
月曜日の落馬が今後に影響なければ良いのですが、来週以降どうなるでしょうか。

CS放送のプロ野球ニュースじゃありませんが、「play of the day」の発表です

PLAY_OF_THE_DAY

東京7R(3歳上500万下) 2着 ⑭マイネルエスパス 柴田大知騎手

11Rで負けられない戦いに臨む兄の武豊騎手に、最内が伸びることを示した京都10Rの勝利騎手・武幸四郎騎手も見所は十分だったのですが、この日の京都は内側+前が有利なのは他のレースを見れば明らか。

代打騎乗による盛岡のマイルチャンピオンシップ南部杯で結果を出した田辺裕信騎手の、落ち着き払った騎乗ぶりも
今期の充実振りを示すには十分過ぎるほどに、良い内容でした。

しかし、この日は4コーナー先頭で押し切るのが困難な東京ダートで粘りこんだ、渾身の騎乗ぶりを評価します。

前日の降雨が影響し、かなり時計の出やすい馬場ではありましたが、
それ以上にいつもの東京競馬場のダートよりも、遥かに差しが効き易くなっていました。

3番人気に支持されるように実力上位でしたが、柴田大知騎手は周囲が控え気味に行くのを見て、
スタートダッシュが際立っていない馬を、敢えてジワジワと前へ行かせる戦法に出ます。

直線に向くと、ジワジワと抜け出しを図りますが差があまり拡がっていきません。
残り300m付近で直後に居た馬がスパートして、前を捉えにかかります。
ここからもう一段仕掛けた柴田大知騎手でしたが、あっという間に差は詰まり、残り200m過ぎに交わされて先頭を奪われてしまいます。

しかし、そこから手前を変えながら重心を下げつつ後ろに移動させ、馬のスピードを何とか維持。
一度は交わされた3着馬を最後は差し返す、気迫溢れる騎乗振りは見事でした。

リプレイ映像は最内に居る為、せっかくのシーンも他の騎手に隠れてしまいましたが、忙しく動く手や背中の動き、
もう一度差し返す馬の脚色を引き出す姿勢の変化をチラリと見せています。
結果として同期の福永祐一騎手とステッキがぶつかってしまい、落としてしまったとは言え諦めない姿勢で追っていたが故のこと。
こう言った騎乗でベストを尽くそうとする姿勢が他の騎手にも見られれば、秋競馬はもっともっと面白くなるんです。

出来る限りの事をしっかりやるだけではなく、僅かでも相手に差を付けられないようにする騎乗として(偶然とは言え、ステッキがぶつからなければなお良かったのですが)、とても良い仕事ぶりだったと言えます。

どれだけ騎手が頑張っても、残念な事に全く結果が及ばないこともあります。
期待していた馬が負けて、馬券が取れないこともあります。
しかし、後悔無くやりきれたかどうかで、騎手自身は勿論ですが、
買っている側の観客や競馬ファンにとっても、期待を裏切られてしまった気持ちが少しは救われるのです。

「これだけやって負けたら仕方ない」と言う騎乗をしてくれる騎手は多くなってきましたが、
プラスアルファで差し返すためにベストを尽くす姿勢も、せめて諦める前に見せて欲しいと思わせる騎乗でした。

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