【先週の結果分析とベストプレー賞】騎手成績回顧2016.09.03

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皆さまごきげんよう
騎手から予想する競馬ブログの「多幸」です。

騎乗成績から馬券戦略の糸口を探る
「先週の結果分析」のコーナーです。

各競馬場の馬券圏内に来た騎手の成績を振り返ってみましょう。

9月3日、土曜日の結果を振り返りたいと思います。

札幌競馬場の成績

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
ルメール 3- 2- 2- 4/11 27.30% 45.50% 63.60% 200 131
柴田大知 2- 0- 1- 5/ 8 25.00% 25.00% 37.50% 192 100
松岡正海 1- 1- 0- 8/10 10.00% 20.00% 20.00% 17 67
武豊 1- 1- 0- 8/10 10.00% 20.00% 20.00% 55 44
加藤祥太 1- 0- 1- 4/ 6 16.70% 16.70% 33.30% 321 145
四位洋文 1- 0- 1- 1/ 3 33.30% 33.30% 66.70% 210 113
長岡禎仁 1- 0- 0- 5/ 6 16.70% 16.70% 16.70% 143 50
丸山元気 1- 0- 0- 5/ 6 16.70% 16.70% 16.70% 561 123
井上敏樹 1- 0- 0- 4/ 5 20.00% 20.00% 20.00% 480 74
福永祐一 0- 2- 1- 5/ 8 0.00% 25.00% 37.50% 0 72
坂井瑠星 0- 2- 0- 6/ 8 0.00% 25.00% 25.00% 0 146
岩田康誠 0- 1- 2- 5/ 8 0.00% 12.50% 37.50% 0 100
池添謙一 0- 1- 0- 9/10 0.00% 10.00% 10.00% 0 15
古川吉洋 0- 1- 0- 7/ 8 0.00% 12.50% 12.50% 0 30
城戸義政 0- 1- 0- 6/ 7 0.00% 14.30% 14.30% 0 168
勝浦正樹 0- 0- 2- 4/ 6 0.00% 0.00% 33.30% 0 108
浜中俊 0- 0- 1- 7/ 8 0.00% 0.00% 12.50% 0 26
菱田裕二 0- 0- 1- 3/ 4 0.00% 0.00% 25.00% 0 285

J.モレイラ騎手の短期免許が終了。
そこでどう取り組んできたのかが如実に出たかのような土曜日の成績、もちろん主役は札幌記念を制したC.ルメール騎手でした。
苦手のダート戦でも第1レースこそ取りこぼすも、いつもよりも差を詰めてかなりの健闘を見せていました。
この勢いは昨年とは別物、今年はGIを根こそぎに獲りに行くつもりなのか。それとも、その前に息切れしてしまうのでしょうか。
いずれにしても秋の主役争いを更に熱くする勢いを乗せたこの活躍は、今一度評価するべきと考えます。

2勝を挙げて存在感を示したのは柴田大知騎手でした。
そのうち1勝はメインレース、地方・川崎所属のトラストを勝利に導くナイスエスコート。
久しぶりの重賞制覇は十分過ぎるほどのファインプレーでしたが、後続がまごまごしているうちに・・・と言う印象は拭えません。
真価を問われる次走以降の騎乗にも注目してみましょう。

回収率の面ではここ最近の調子が抜群に良い菱田裕二騎手がこの日も貢献。
単勝の回収率では丸山元気騎手や、井上敏樹騎手も存在感を見せ付けてくれました。
コンスタントな活躍は他に譲っても、一撃の破壊力を錆付かせない虎視耽々としたその姿勢を、最終日にも期待してみましょう。

小倉競馬場の成績

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
川田将雅 2- 2- 1- 3/ 8 25.00% 50.00% 62.50% 60 92
熊沢重文 2- 0- 1- 2/ 5 40.00% 40.00% 60.00% 152 226
松山弘平 1- 1- 1- 6/ 9 11.10% 22.20% 33.30% 124 105
藤岡康太 1- 1- 0- 6/ 8 12.50% 25.00% 25.00% 185 68
松若風馬 1- 1- 0- 6/ 8 12.50% 25.00% 25.00% 112 42
田中健 1- 0- 1- 1/ 3 33.30% 33.30% 66.70% 380 330
酒井学 1- 0- 0- 6/ 7 14.30% 14.30% 14.30% 111 45
太宰啓介 1- 0- 0- 6/ 7 14.30% 14.30% 14.30% 164 35
小牧太 1- 0- 0- 4/ 5 20.00% 20.00% 20.00% 130 52
藤懸貴志 1- 0- 0- 2/ 3 33.30% 33.30% 33.30% 340 73
佐久間寛 0- 2- 0- 0/ 2 0.00% 100.00% 100.00% 0 370
和田竜二 0- 1- 1- 5/ 7 0.00% 14.30% 28.60% 0 134
北村友一 0- 1- 0- 7/ 8 0.00% 12.50% 12.50% 0 17
荻野極 0- 1- 0- 6/ 7 0.00% 14.30% 14.30% 0 24
岩崎翼 0- 1- 0- 3/ 4 0.00% 25.00% 25.00% 0 150
川須栄彦 0- 1- 0- 2/ 3 0.00% 33.30% 33.30% 0 96
鮫島良太 0- 0- 1- 6/ 7 0.00% 0.00% 14.30% 0 107
松田大作 0- 0- 1- 5/ 6 0.00% 0.00% 16.70% 0 41
藤岡佑介 0- 0- 1- 3/ 4 0.00% 0.00% 25.00% 0 45
国分優作 0- 0- 1- 2/ 3 0.00% 0.00% 33.30% 0 93
森裕太朗 0- 0- 1- 1/ 2 0.00% 0.00% 50.00% 0 290
田村太雅 0- 0- 1- 1/ 2 0.00% 0.00% 50.00% 0 80
北沢伸也 0- 0- 1- 0/ 1 0.00% 0.00% 100.00% 0 150

鬼の居ぬ間に、熱いリーディング争いを再点火。
川田将雅騎手が力づくでリーディング首位を確実にするべく2勝を追加。
最終盤での猛攻ぶりは2着回数も2回と、留まるところを知りません。
ダービージョッキーとなって付いたであろう箔を示すに十分でした。
あとは結果を手繰り寄せる力強さを、この秋はどこまで昇華させられるでしょうか。

この日の勝利で夏の小倉・4勝目となった田中健騎手にも触れておきましょう。
昨年は不振を極めたのが嘘のような活躍、十八番は芝1200mで見せる先行策。
通算100勝を達成したこの勢いは、戦友を失った昨年の勝ち星まであと1つと迫りました。
仮にも重賞を制しているのですから、壁を一気に破るつもりで愚直に前を向き、2010年以来の年間勝利二桁を早々に達成してもらいましょう。亡くなった最高の相棒であった戦友のためにも。

回収率では前述の田中健騎手に加え、障害戦で2戦とも2着に滑り込んだ佐久間寛志騎手が久々に存在感を示してきました。
ひと鞍ひと鞍がカギを握る藤懸貴志騎手も勝利を挙げましたが、最終週になって思うのは激戦の小倉なのに、ひと回り大きくなったのは若手よりは中堅騎手のような気がします。

新潟競馬場の成績

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
戸崎圭太 3- 0- 4- 3/10 30.00% 30.00% 70.00% 132 138
津村明秀 2- 0- 1- 5/ 8 25.00% 25.00% 37.50% 120 117
M.デム 1- 2- 0- 4/ 7 14.30% 42.90% 42.90% 65 61
内田博幸 1- 1- 0- 8/10 10.00% 20.00% 20.00% 41 43
武士沢友 1- 1- 0- 4/ 6 16.70% 33.30% 33.30% 175 166
北村宏司 1- 1- 0- 0/ 2 50.00% 100.00% 100.00% 165 235
石川裕紀 1- 0- 0- 9/10 10.00% 10.00% 10.00% 85 30
木幡巧也 1- 0- 0- 8/ 9 11.10% 11.10% 11.10% 37 16
田辺裕信 1- 0- 0- 8/ 9 11.10% 11.10% 11.10% 551 174
菊沢一樹 0- 1- 2- 5/ 8 0.00% 12.50% 37.50% 0 136
西田雄一 0- 1- 0- 3/ 4 0.00% 25.00% 25.00% 0 1040
大野拓弥 0- 1- 0- 9/10 0.00% 10.00% 10.00% 0 27
吉田豊 0- 1- 0- 8/ 9 0.00% 11.10% 11.10% 0 21
藤田菜七 0- 1- 0- 5/ 6 0.00% 16.70% 16.70% 0 86
木幡初也 0- 1- 0- 5/ 6 0.00% 16.70% 16.70% 0 28
野中悠太 0- 1- 0- 4/ 5 0.00% 20.00% 20.00% 0 64
蛯名正義 0- 0- 2- 6/ 8 0.00% 0.00% 25.00% 0 36
丹内祐次 0- 0- 1- 5/ 6 0.00% 0.00% 16.70% 0 128
柴田善臣 0- 0- 1- 3/ 4 0.00% 0.00% 25.00% 0 57
村田一誠 0- 0- 1- 1/ 2 0.00% 0.00% 50.00% 0 605

昨年のリーディング首位、今年もリーディング首位を快走する戸崎圭太騎手が3勝と安定感を回復。
良くも悪くも大崩れしないのが好不調のバロメーターになるだけに、この成績は幸先良く秋競馬に突入するきっかけになってくれそうです。
ただし、前半で勝ち星を稼いで以降は騎乗馬の持つ決め手を、上手く引き出しきれなかった騎乗が目立ちました。
特別戦やメインレースの勝負強さも一緒に伴うと言うのは、やはり厳しいのでしょうか。

この日の勝利で、新潟競馬場での勝ち星が昨年と同じ9勝目となった津村明秀騎手も大いに活躍してくれました。
昨年よりも30レースほど多く騎乗していますが、勝ち星は同じ。
思うように成績は伸びていませんが、昨年の後半以降なかなか良いリズムは未だ継続中。
数字を考えれば信頼しきれないにしても、6年ぶりの重賞年間2勝以上も視野に入れて、競馬場を問わず更にギアを上げてくるかもしれません。

回収率の面では、突発型大穴メーカー西田雄一郎騎手が真骨頂を発揮。
17番人気で2着に突っ込んできましたが、この日は芝の外回り。
ダート戦で朝一発目に穴を開けてきた村田一誠騎手と違って、西田雄一郎騎手は狙いどころが相変わらず難しいです。
復帰後即勝利を挙げてきた北村宏司騎手も、回収率は十二分に健闘していました。

CS放送のプロ野球ニュースじゃありませんが、「play of the day」の発表です

PLAY_OF_THE_DAY

小倉10R(玄海特別) 3着 ⑩ビオラフォーエバー 熊沢重文騎手

この日は2レースあった障害戦をいずれも勝利。そして平地のレースでも10番人気ながら見事に3着1回。
距離が長いレースで持ち味を存分に発揮した点を考慮すれば、文句の付け様が無い活躍ぶりでした。

特にこの日は相手が行かないと見るや、すかさず積極的な先行策を仕掛けていく、度胸の据わった勝負師の生き様を見せてくれました。
この姿勢は他馬の目標にされ、スタミナ切れを起こすリスクもありますが、後続の決め手を封印する事も出来る戦法でもあります。

それほど急がずに3コーナーや4コーナーでは先頭に立ち、まんまとマイペースで乗りきればあとは突き放すだけ。
玄海特別での誤算は、勝負どころで一気にギアが上がり過ぎてしまい、最後は脚色が完全に鈍ってしまったことでしょう。
もしもそこが鞍上の意図するままにこなせていたら、おそらく2着争いはもっと際どくなっていたはずです。

障害戦でもそうですが、ある程度距離が長いレースだからこそ、騎手の心理は
「最後まで勝ち負けの争いに加わっていたい」と考えたくなるもの。
だからこそ逆算したり、相手の出方を考慮する必要があります。

そこに「攻撃は最大の防御なり」と言う理論を持ち込み、逃げる競馬で実行するとこのような結果になる。
身を持って示してくれたベテランならではの、戦略を披露する仕事ぶりは本当に見事でした。

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