【先週の結果分析とベストプレー賞】騎手成績回顧2016.08.14

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皆さまごきげんよう
騎手から予想する競馬ブログの「多幸」です。

騎乗成績から馬券戦略の糸口を探る
「先週の結果分析」のコーナーです。

各競馬場の馬券圏内に来た騎手の成績を振り返ってみましょう。

8月14日、日曜日の結果を振り返りたいと思います。

札幌競馬場の成績

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
モレイラ 3-2-2-3/10 30.00% 50.00% 70.00% 76 92
岩田康誠 2-1-1-5/9 22.20% 33.30% 44.40% 114 132
吉田隼人 2-0-0-7/9 22.20% 22.20% 22.20% 151 45
福永祐一 1-3-0-5/9 11.10% 44.40% 44.40% 18 108
勝浦正樹 1-1-0-5/7 14.30% 28.60% 28.60% 161 70
池添謙一 1-0-1-6/8 12.50% 12.50% 25.00% 20 42
黛弘人 1-0-1-6/8 12.50% 12.50% 25.00% 356 107
古川吉洋 1-0-0-6/7 14.30% 14.30% 14.30% 84 27
幸英明 0-1-1-4/6 0.00% 16.70% 33.30% 0 170
柴山雄一 0-1-1-6/8 0.00% 12.50% 25.00% 0 32
松岡正海 0-1-1-6/8 0.00% 12.50% 25.00% 0 147
三浦皇成 0-1-1-4/6 0.00% 16.70% 33.30% 0 21
横山和生 0-1-0-6/7 0.00% 14.30% 14.30% 0 94
長岡禎仁 0-0-1-5/6 0.00% 0.00% 16.70% 0 56
坂井瑠星 0-0-1-8/9 0.00% 0.00% 11.10% 0 13
城戸義政 0-0-1-3/4 0.00% 0.00% 25.00% 0 90

打倒モレイラ!とばかりに執念を燃やしてくれた、札幌競馬場。そんな包囲網を掻い潜って3勝を上げるなどJ.モレイラ騎手の活躍は顕著でした。
昨年に較べれば多少成績は伸び悩んでいる傾向を感じますが、それでも複勝率7割と驚異的な数字。気になるのは特定の条件でナイトやや脆さが出てきたところでしょうか。

2勝を挙げた岩田康誠騎手も大健闘でしたが、昨日の活躍で闘志に火がついた吉田隼人騎手が勢いを加速させてきました。
かつてはローカル開催の小回りで荒稼ぎをしていた騎手だけに、札幌でやる気が燃えない訳がありません。徐々に噛み合ってきた感もありますし、勝負強いところを取り戻してきたらまさにローカル天皇の完全復活、それこそ「鬼に金棒」になってきそうです。

比較的配当が平穏な中、先週同様に黛弘人騎手が回収率で貢献してきました。
速い流れでも焦らず追走し、エルムステークスを制覇する大仕事。実は黛弘人騎手はダートのオープンクラスで馬券になるのは6年ぶりですが、勝利するのはなんと騎手人生初めての事。しかも準OPクラスでも通算で勝った事はありません。
1000万下の特別戦でキャリアハイの年間2勝を2年ぶりに達成するなど、今年の夏は充実していましたが、更に突き抜けるとは恐れ入りました。
本来ならベストプレーものですが、もともと重賞ジョッキーなんですし・・・褒めちぎるのはここまでにしておきましょう。

小倉競馬場の成績

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
松山弘平 3-1-0-5/9 33.30% 44.40% 44.40% 134 65
ホワイト 2-0-0-6/8 25.00% 25.00% 25.00% 211 60
浜中俊 1-2-1-3/7 14.30% 42.90% 57.10% 25 85
川田将雅 1-1-1-4/7 14.30% 28.60% 42.90% 52 77
松田大作 1-1-1-4/7 14.30% 28.60% 42.90% 84 121
中谷雄太 1-1-0-4/6 16.70% 33.30% 33.30% 86 121
バルジュ 1-0-2-7/10 10.00% 10.00% 30.00% 27 101
鮫島克駿 1-0-0-7/8 12.50% 12.50% 12.50% 42 17
田村太雅 1-0-0-0/1 100.00% 100.00% 100.00% 770 240
荻野極 0-1-2-6/9 0.00% 11.10% 33.30% 0 77
藤岡康太 0-1-1-7/9 0.00% 11.10% 22.20% 0 56
国分優作 0-1-0-4/5 0.00% 20.00% 20.00% 0 26
国分恭介 0-1-0-4/5 0.00% 20.00% 20.00% 0 100
藤岡佑介 0-1-0-5/6 0.00% 16.70% 16.70% 0 33
林満明 0-1-0-0/1 0.00% 100.00% 100.00% 0 1020
岩崎翼 0-0-2-3/5 0.00% 0.00% 40.00% 0 102
義英真 0-0-1-8/9 0.00% 0.00% 11.10% 0 243
白浜雄造 0-0-1-0/1 0.00% 0.00% 100.00% 0 210

混戦の小倉は相変わらずで、「昨日の敵は今日も敵」のサバイバルが続いていますが、松山弘平騎手が3勝と存在感を示してきました。
相手が峠を過ぎたとは言え2勝を挙げたD.ホワイト騎手、大いに価値のある活躍です。
2・3着が多く勝ちきれないシーズンでしたので、人気上位馬であったとは言え、この日の活躍は非常に大きいと言えます。
本来なら7%台をキープしていたダートの勝率が、今年は4%代後半に甘んじています。
ダート戦で勝ち星を伸ばしてこられるかどうかがひとつの指標になってきそう。

好不調の波が大きいにせよ、ここのところ徐々に復調気配を見せている松田大作騎手
浜中俊騎手や川田将雅騎手がなかなか勝ち星を伸ばせない中で、この日も1勝をあげてきました。
連日の勝利を挙げたあたり、冬の小倉開催同様に相性の良さを感じさせてくれますね。
しかし本当の妙味は新潟や福島・北海道へ遠征した時の成績、その為にも小倉で良いリズムを整えて欲しい物です。

回収率の面では障害戦が特出しました。なかでも田村太雅騎手は2013年の年末以来となる勝利となりました。
0秒5以上突き放して勝ったのも3年前の夏の小倉以来。
その3年前には年間5勝を挙げていましたが、以降苦しいシーズンが続きました。
しかし今年はジャンプGIにもビコーピリラニで参戦して見せ場を作るなど、流れの良さは徐々に掴んできていました。2013年以降障害レース界は主役が幾度と無く交代する戦国時代ですが、如何に馬を育てて育成手腕や作戦面でも勝つようになる騎手のレベルも上がってきているように感じられます。
石神深一騎手や平沢健治騎手もそうですが、馬に勝たせてもらうのではなく「騎手が馬を勝たせる騎乗」が目立つシーズンですし、その流れに田村太雅騎手も割って入ってくるのではないでしょうか。
2着にはベテランの林満明騎手、複勝4桁配当のオマケつき。
勝ち星こそ延びてきませんが、今年も複勝率は20%オーバーをキープしているのは例年どおり。熟練の技はまだまだ衰えていないはずです。

新潟競馬場の成績

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
ルメール 3-2-1-3/9 33.30% 55.60% 66.70% 288 162
戸崎圭太 2-1-1-3/7 28.60% 42.90% 57.10% 112 88
大野拓弥 2-0-0-7/9 22.20% 22.20% 22.20% 134 46
菊沢一樹 1-0-1-2/4 25.00% 25.00% 50.00% 295 177
M.デム 1-0-0-6/7 14.30% 14.30% 14.30% 54 25
木幡巧也 1-0-0-5/6 16.70% 16.70% 16.70% 1525 200
石橋脩 1-0-0-5/6 16.70% 16.70% 16.70% 141 35
吉田豊 1-0-0-4/5 20.00% 20.00% 20.00% 36 22
蛯名正義 0-1-2-5/8 0.00% 12.50% 37.50% 0 130
内田博幸 0-1-1-6/8 0.00% 12.50% 25.00% 0 52
横山典弘 0-1-1-4/6 0.00% 16.70% 33.30% 0 145
柴田善臣 0-1-0-8/9 0.00% 11.10% 11.10% 0 26
木幡初也 0-1-0-6/7 0.00% 14.30% 14.30% 0 32
柴田大知 0-1-0-8/9 0.00% 11.10% 11.10% 0 62
松若風馬 0-1-0-3/4 0.00% 25.00% 25.00% 0 95
丸田恭介 0-1-0-3/4 0.00% 25.00% 25.00% 0 77
北村友一 0-1-0-3/4 0.00% 25.00% 25.00% 0 177
野中悠太 0-0-3-4/7 0.00% 0.00% 42.90% 0 135
田辺裕信 0-0-1-7/8 0.00% 0.00% 12.50% 0 67
岩部純二 0-0-1-3/4 0.00% 0.00% 25.00% 0 142

新潟に関屋記念の騎乗もあって参戦してきたC.ルメール騎手、15勝差をひっくり返すのは至難の業ではありますがメインを制した戸崎圭太騎手に、好調の大野拓弥騎手まで差し置いて3勝と、主役の座を奪い返してきました。
今年はダートで良い成績を残し、狙っている芝のGIでも馬券になる(勝ちきれては居ませんが・・・)と言う流れが出来ています。
ノルマとしては今月残りあと3勝して、月間6勝に乗せられるかどうかがポイントになりそうです。

この日は勝利こそありませんでしたが、新潟遠征で2着1回と格好は付けてくれた松若風馬騎手北村友一騎手
成績だけを見れば物足りなさもありますが、相手はM.デムーロ騎手に戸崎圭太騎手、さらにC.ルメール騎手まで参戦する舞台ですから、健闘していると言って良いでしょう。来週以降の活躍に期待してみましょう。

回収率ではルーキーが頑張りました。度合いとしては菊沢一樹騎手も大健闘ですが、回収率としてはやはり木幡巧也騎手の数字が圧倒的。先週、兄の木幡初也騎手が単勝万馬券で沸かせましたが、弟も負けじと活躍してきました。
色々と話題を振りまいてくれる今年デビューの32期生ですが、31期生の野中悠太郎騎手も3着3本と「流れに乗ったら止まらない」固め撃ちぶりを発揮してくれました。
下から若い勢力が突き上げてくれるのは大いに歓迎です。くれぐれもラフプレーと怪我だけは避けて、競馬界を盛り上げて欲しいですね。

CS放送のプロ野球ニュースじゃありませんが、「play of the day」の発表です

PLAY_OF_THE_DAY

札幌10R(HTB賞) 3着 ⑨クイーンズミラーグロ 岩田康誠騎手

大仕事をした黛弘人騎手とか、
3年ぶりに後続を完封した田村太雅騎手とか、
見どころの多い一日でした。

しかし、あえて選出したいのは本気の追い較べでJ.モレイラ騎手に勝負をガチンコで挑んでいった岩田康誠騎手。

せめてJ.モレイラ騎手が得意な1800m戦で負かして欲しかったのですが、
4コーナー通過10番手と同じ位置から外を回る2頭のマッチアップ。
そこで内目を死守して手前を変えてから更にひと伸び、
一心不乱に追う姿は往時の強さそのままでした。

なんだよ、やれば出来るじゃん

後輩のためにも、岩田康誠騎手自身のためにも、あの騎乗をドンドン見せてほしいです。
1着で無かったのは確かに勿体無かったのではありますが、いまのJRA所属騎手で芝のレースでJ.モレイラ騎手相手に、内側から盛り返せるのも、本気で追うときの岩田康誠騎手ぐらいです。

技術も度量もあるのですし、進化を求めるのも結構ですが
キシュランガイドとしては一度の150点満点を目指すより、99点をコンスタントに叩き出して欲しいと切望します。
コンスタントにJ.モレイラ騎手と競り合うと言うことが、どれほど困難なことなのか。

それは他の騎手で歯が立たないことを考えれば自ずと分かってくると思うのですが・・・。

選出ついでにモノを申せば、岩田康誠騎手は競り合う相手を間違えないでくれと言うことでしょう。

目指すところを間違えているのか、何よりも勝る快感があるのかは本人にしか分からないとは言え、やはり150点を目指すのは感心しませんね。

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