【新潟記念 2016 予想】M.デムーロが苦手なスローペース

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皆さまごきげんよう、多幸です。

「騎手で買う」を馬券の収支に繋げられるか・・・を考えるブログより

2016年9月4日分の予想を公開します。

こちらの記事では

  • 新潟記念(新潟11R 15:45発走予定)

についての予想および見解をお伝えします。

なお、土曜日の3場メイン、

日曜日の丹頂ステークス、

小倉2歳ステークス

の予想については、当ブログのメールマガジンにて、レース当日の朝9時以降に公開致します。

新潟の鬼と化しているM.デムーロ騎手

夏競馬になり新潟競馬場に参戦するや、いきなり勝ち星を稼ぎ出すM.デムーロ騎手。

桜花賞を制したあとは騎乗停止もあって、パッとしない印象なのは否めなかっただけに、突如活躍すると目立ちますね。

騎手のバイオリズムとかもあるし、稼ぎたいモードになってしまったらなかなか止まりません。

そんなM.デムーロ騎手は新潟競馬場に相性が良いのですが、それは夏に限定した話でもあります。

・・・と言うのも、夏競馬は強い馬が休養に入るため、相手が強くないために勝ててしまうケースはザラにあります。

M.デムーロにも「弁慶の泣き所」はある

私はどちらかと言えばM.デムーロ騎手が嫌いではありません。

いろんなコースで頼りになることもあるし、苦手な物は苦手とハッキリしているために狙いやすいこともあります。

ですが、新潟の外回りを非常に得意にしている割には、重賞レースに限って言えば

もともと中距離戦で、スローの上がり勝負では用無し

なのです。

  • 芝の1800~2200m
  • 前半3ハロン=35秒5以上
  • 前半5ハロン=60秒5以上
  • 上がり3ハロン=34秒4以下

に限定して過去10年の成績を算出すると、こんな感じになります。

レース分類 順位 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
全体 16 16-14-6-50/86 18.60% 34.90% 41.90% 80 74
特別戦+重賞 15 9-4-2-26/41 22.00% 31.70% 36.60% 101 67
重賞 28 0-1-1-6/8 0.00% 12.50% 25.00% 0 38

M.デムーロ騎手はそんなにスタートは上手くはありません。
なので、レースは大体中盤や後方から。
それでもかなりの割合で勝つのですから、追い動作の正確性に加えて前がバテてくれると言うアドバンテージも発生します。

しかし、前の馬が止まらずに差しきれるかとなると、流石のM.デムーロ騎手でも少々苦戦します。
回数が少ないとは言え、特別戦でもかなり良い成績を残しています。

騎手 着別度数 勝率
安藤勝己 12-5-7-22/46 26.10%
武豊 31-19-20-58/128 24.20%
M.デム 9-4-2-26/41 22.00%
戸崎圭太 14-10-12-39/75 18.70%
ルメール 9-6-7-30/52 17.30%
福永祐一 21-15-14-75/125 16.80%
丸山元気 7-1-4-31/43 16.30%
川田将雅 17-16-22-58/113 15.00%
佐藤哲三 6-3-3-28/40 15.00%
浜中俊 14-15-8-60/97 14.40%

勝率だけなら3位です。
前が止まらなくても勝ちきるのがM.デムーロ騎手の特徴でもあります。

しかしこれを、連対率や複勝率で観てみましょう。

特別戦の連対率は5位に落ちる

騎手 連対率
武豊 39.10%
安藤勝己 37.00%
戸崎圭太 32.00%
M.デム 31.70%
浜中俊 29.90%
横山典弘 29.30%
藤田伸二 29.30%
川田将雅 29.20%
ルメール 28.80%
福永祐一 28.80%

数字は立派です。これだけでは弱点とは言えません。

特別戦の複勝率は11位まで落ちる

騎手 複勝率
武豊 54.70%
安藤勝己 52.20%
川田将雅 48.70%
戸崎圭太 48.00%
ルメール 42.30%
蛯名正義 42.10%
福永祐一 40.00%
藤田伸二 39.70%
横山典弘 39.40%
浜中俊 38.10%
M.デム 36.60%

11位と言っても数字自体は高レベル。
ですが、よく観ると連対率ではトップ10に名前の無かった蛯名正義騎手に、
そして勝率や連対率でリードしていたはずの福永祐一騎手にもに抜かされています。

追い較べに強いはずの騎手が、勝てるときは派手に勝つものの、
負けるときは案外あっさりと負けている現実があります。

そして、先程のクラス別成績を見ると重賞では、0勝・2着1回・3着1回と言う成績。

新潟の芝外回りで発生しやすい「前半スロー+上がり勝負のヨーイドン」に限った成績でも、やはり負けるときはあっさり負けています。

せっかく重賞で好走しているダコールを、小牧太騎手を呼ばずに騎乗させてくれるチャンスですが、
騎手のデータだけで言うと信頼を置けるだけの数字は出てきません。
「小牧太騎手を呼ぶまでも無い」ほどの状態である可能性もあります。

秋の天皇賞に出るとしてもおそらく賞金が足りているとは言え、同日の新馬戦で乗せたい騎手を確保するような理由でもない限り、秋の天皇賞に進まなくてもいいのですからね。

ダコールに関してはこのあと、一旦休養に入る可能性もあるでしょう。

だから仮に新潟記念で勝負にならなかったとしても、騎手の腕云々を問われずに済むケースは多く存在します。

逃げる3騎とも、目標にされたくは無い

今回の新潟記念には、前走で逃げた馬が3頭も出走予定ですが、どの馬もハイペースで逃げることを最近していません。

つまり逃げ馬3等で牽制しあって、かなりのスローペースに落ち着く可能性が高くなります。

多少ペースが上がるとしても新潟の長い長~い直線を意識して、むやみに競り合うことは避けたいと考えるでしょうから、ペースはやはり落ち着くでしょう。

これが先述の「前半5ハロン60秒5以上+上がり34秒4以下」と言う想定になりやすいと考えられる理由でもあります。

本来なら笑うはずの戸崎圭太にも、唯一の弱点があって・・・

こうなると新潟実績を考えれば、非の打ち所のない成績を残している戸崎圭太騎手が注目されます。

レース分類 順位 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
全体 6 28-20-18-82/148 18.90% 32.40% 44.60% 142 101
特別戦+重賞 7 14-10-12-39/75 18.70% 32.00% 48.00% 127 122
重賞 4 3-4-0-5/12 25.00% 58.30% 58.30% 108 136

騎乗馬は、重賞勝ちの経験があるアルバートドック。

これはもう、人気上位は必至でしょう。

でも、アルバートドックの好走パターンは、道中厳しい流れたレースで、バテた馬を一気に交わして勝ったもの。

スローペースのレースでは、本格化前の神戸新聞杯、菊花賞。その後のオープン特別2戦に中日新聞杯。
そして、今年のエプソムカップも見せ場らしい見せ場を作れずに敗れています。

力はある馬ですが、あくまで小回りで直線が短いコースで、他力本願な面が前面に出すぎています。

騎手の実績だけなら文句がありませんが、相手もバテないで伸び続けますから分が悪すぎます。

今回は余程のハイペースにでもなってくれない限りは苦しいでしょう。

ハンデ戦だし荒れる一戦だとしたら、あの騎手の実績を見直してみよう

そこで、他の馬&騎手を探す必要性が出てきますが、注目したいのは最近死んだフリをしているベテラン・横山典弘騎手。

これまでの貯金でコース実績があるように見えており、様々なコースで実績上位に名前を出してきています。

しかし、この横山典弘騎手。「毎度おなじみ後方ポツン」とか「今日もヤラズの横山」とか散々な言われようで今年は目も当てられないほどの低調ぶりでもありますが

スローの上がり勝負はかなり得意にしていますね。

ここは一旦物事をフラットに考え、これまでの実績を振り返って見ましょう。

割り引く材料が、どうも少ない。ひょっとして・・・?

先程のM.デムーロ騎手や戸崎圭太騎手と同様に、レースの階級別に分類した成績を見てみましょう。

条件を今一度おさらいしますが

  • 芝の1800~2200m
  • 前半3ハロン=35秒5以上
  • 前半5ハロン=60秒5以上
  • 上がり3ハロン=34秒4以下

と言う条件で、スローの上がり勝負でどれほど強いかを比較してみます。

M.デムーロ騎手の、重賞レース複勝率は25.0%
戸崎圭太騎手の、重賞レース複勝率は58.3%でした。

レース分類 順位 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
全体 9 22- 25- 21-110/178 12.40% 26.40% 38.20% 159 89
特別戦+重賞 8 13- 16- 10- 60/ 99 13.10% 29.30% 39.40% 226 96
重賞 2 4- 2- 1-14/21 19.00% 28.60% 33.30% 210 96

さすがに戸崎圭太騎手と較べるのは酷かもしれませんが、これまでの実績を考えれば決して狙えないわけではないでしょう。

なにより重賞の勝率は特別戦より上ですし、複勝率も見方によっては「3回に2回は駄目」ではあるのですが、33.3%なら狙いにいくだけの価値は十分にあります。

更に言えばスローの上がり勝負では、今年の産経大阪杯をアンビシャスで勝っています。
重賞ではありませんが、オークストライアルのスイートピーステークスを、ジェラシーで勝利。
条件次第ではまだまだやれるかもしれません。もちろん、今回はコースを回ってきて終了と言う可能性も無い訳ではありませんが・・・。

それでも騎乗馬のアデイインザライフは、かつては弥生賞3着など重賞でも健闘していた馬。
準オープンを勝ち上がったばかりで古馬重賞は初挑戦になりますが、前走もややスローの流れを差し切って勝ちましたし、他の馬がそこまで新潟外回りを得意にしていないのであれば、付け込める余地は十分あるでしょう。

横山典弘騎手にとっても、萩原清厩舎はダービーを取らせてもらった厩舎ですし、馬券戦略上でも相性が良いのである程度の信頼感は置けるはずです。
萩原清厩舎はかつて、2012年の新潟記念を勝ったトランスワープが在籍していました。
また、昨年まではローカル開催の中距離重賞を2勝したミトラが在籍していた厩舎でもあります。
次世代の中距離重賞で活躍する厩舎のエース候補が出てきてほしい筈ですし、コーナリングがまだ上手くないので長い直線のある新潟を選んできたのも頷けます。

新潟記念はこの様に評価しました

***(3つ星評価)

横山典弘騎手

騎乗馬:⑰アデイインザライフ

3歳クラシック以降は建て直し、ようやくオープンへ再昇格。将来は厩舎を背負っていけるだけの存在になっていく可能性が高く、ローカルのGⅢは勝負掛かりであるケースが多い。騎手の実績もかなり良く、騎乗馬はコーナリングが弱点なので新潟外回りなのも◎。

**(2つ星評価)

柴山雄一騎手

騎乗馬:⑧ルミナスウォリアー

スローの上がり勝負はすこぶる分が悪い騎手だが、馬はスローでもハイペースでも何でもありの万能型。他が得意にしていない分十分狙える馬が騎手の苦手をも克服させてしまうか。

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蛯名正義騎手

騎乗馬:④バーディーイーグル

国枝-蛯名のアパパネラインが復活、多少なりとも勝算が無ければ依頼してこないだろうし、軽視は禁物か。騎手の実績もスローの上がり勝負はまずまずこなしているが、若干勝負弱いところも見せるので相手なら。

*(1つ星評価)

内田博幸騎手

騎乗馬:⑦ファントムライト

スローの上がり勝負はあくまでも相手までと言う観点なら、十分信頼できる騎手
。騎乗馬にしても引退前にもうひと頑張りしたいだろうし、相手が手薄なココなら勝負になっても不思議ではない。

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吉田豊騎手

騎乗馬:⑫ロンギングダンサー

中間もつい先日まで重たい動きでしかなく、これまでも良化度合いが遅かったりして負け続けていたが、今回の追いきりは久しぶりのポリトラックで4F50秒台を計時。ようやく動けるようになってきたし、馬の気持ちの問題次第でも一発あって不思議ではない。

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森一馬騎手

騎乗馬:⑤マジェスティハーツ

騎手としては障害重賞を勝つなど徐々にでも成長の跡を見せているが、如何せん勝負どころでの反応が鈍いのが難点。追い較べでも分が悪いが相変わらずのコンビ継続、全てが噛み合うようなら今まで以上の走りをしてくるか。

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以上、新潟記念の予想でした。

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予想

Posted by 多幸


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