【目黒記念 2016 データ】福永祐一を信じて良いのか?

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皆さまごきげんよう、多幸です。

重賞レースの注目ジョッキーにスポットを当てて検証してみます。

今回は、5月29日に東京競馬場で行われる最終レース、重賞の目黒記念に出走予定である有力馬「クリプトグラム」に騎乗予定、福永祐一騎手のデータにスポットを当ててみたいと思います。

2500mと言うちょっと特殊な距離、データを遡ると福永祐一騎手にまつわる色々な傾向が出てきます。

前走ハンデ差があったとは言え、格上挑戦ながら豪快な勝ちっぷりを見せた馬と、再びコンビを組みますが・・・データでは勝負できる要素が出てくるのでしょうか。

(特に追記の無い限り、データは1996年以降に行われた芝レースに限定したデータを使用しています)

クリプトグラムの前走は、確かにインパクトのある内容でした

ダービーのあとはもう一つ重賞がありますので、どちらかでしっかりと・出来る事なら両方のレースで稼げるなら言う事がありません。

そんな目黒記念に準OPクラスの身ながら、前走でOP特別に格上挑戦して快勝してきたクリプトグラムが出走してきます。

前走は上がり3ハロンを最速の33秒7で差し切り。しかも残り600mの時点で3秒1も先頭と離れていたのに差し切ったのですから、実力はかなりのものだと感じさせられます。

しかし、このレースはインパクトのある勝ち方ではあっても、結果を鵜呑みに出来無い部分がありますので、色々と惑わされないようにしておきたいと思います。

  • まず、騎手は戸崎圭太騎手だった
  • 次に、前半1000mは60秒0と、極端なハイペースで前の馬が逃げていた訳では無かった。
  • それから、逃げていた馬は0秒3差(上がり37秒1)、2番手の馬も0秒7差(上がり37秒2)と何とか粘っている
  • 先頭と2番手は残り600m地点を1分48秒台で通過するも、クリプトグラムなど4番手以降は1分51秒台でを通過
  • イーブンペースでいけば2分24秒台だったのに勝ち時計は2分25秒台、最後の200mで前がバテたので届いた

と言う訳でして、決してメチャクチャ強い内容で勝ったのではなく、運良く超スローペースで脚を貯め込む事に成功したレースでもあります。

貯め込んだ分だけ末脚が残っていたところ、逃げていた馬が苦しくなったので交わす事が出来たと言うレベルなので、正直再現が難しいレースでもあります。

これで負担重量が52kg→54kgと増える事を含めて、相手が強くなっているのに同じようにスローペースで脚を貯めても、相手が先にゴールを駆け抜ける可能性は出てきます。

例え差し脚を前走と同じように繰り出したとしても、決め手だけで通用する様なレースにはなりにくいと考えます。

中長距離よりも短距離やマイルで狙える騎手

今回の鍵を握っているのは、馬の実力をどれだけ引き出せる騎手なのかと言う事ですが、鞍上の福永祐一騎手は重賞こそ勝っていますが、末脚を強力に引き出せる騎手ではありません。
末脚を引き出せる時は、あくまでも漁夫の利で、ごっつぁんなケースが多いのです。

まずは、福永祐一騎手が2500mの距離が得意なのかどうかを観ていきましょう。

距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1000m 12-11-11-62/96 12.50% 24.00% 35.40%
1200m 224-144-130-937/1435 15.60% 25.60% 34.70%
1400m 147-103-97-698/1045 14.10% 23.90% 33.20%
1500m 5-3-5-19/32 15.60% 25.00% 40.60%
1600m 203-162-194-1045/1604 12.70% 22.80% 34.90%
1700m 3-7-4-25/39 7.70% 25.60% 35.90%
1800m 191-169-133-863/1356 14.10% 26.50% 36.40%
2000m 161-157-152-931/1401 11.50% 22.70% 33.50%
2200m 31-25-37-207/300 10.30% 18.70% 31.00%
2300m 1-0-0-4/5 20.00% 20.00% 20.00%
2400m 36-30-39-207/312 11.50% 21.20% 33.70%
2500m 10-14-10-108/142 7.00% 16.90% 23.90%
2600m 4-3-2-18/27 14.80% 25.90% 33.30%

・・・って、あらら?

1800mぐらいまでは成績が安定していますが、距離が伸びるにつれてだんだん尻すぼみになって行きます。

デビュー以降全部の期間を集計したので年度によってバラツキはあるかもしれませんので、ここ3年間(2013年以降)の成績も見てみましょうか。

(2013年以降2016.05.22まで)

距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1000m 1-0-1-5/7 14.30% 14.30% 28.60%
1200m 32-20-20-82/154 20.80% 33.80% 46.80%
1400m 40-27-20-124/211 19.00% 31.80% 41.20%
1500m 4-3-5-14/26 15.40% 26.90% 46.20%
1600m 42-36-48-176/302 13.90% 25.80% 41.70%
1700m
1800m 42-48-17-140/247 17.00% 36.40% 43.30%
2000m 28-44-23-148/243 11.50% 29.60% 39.10%
2200m 16-4-13-38/71 22.50% 28.20% 46.50%
2300m
2400m 14-9-6-39/68 20.60% 33.80% 42.60%
2500m 0-2-0-7/9 0.00% 22.20% 22.20%
2600m 1-1-1-10/13 7.70% 15.40% 23.10%

さすがにリーディング争いをしていて全体の数字が上がっています。2200mや2400mでは何とかなっていますけど、2500mは数字が悪くなってしまっています。

やはりこの距離は鬼門なんですかね・・・。

阪神ならば芝2400mは優秀ですが

一応比較するためにも、100m短い距離では全くもって好調なので、このあたりのデータを見てみましょう。

コース別に見ると・・・

着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
京都・芝2400外 16-9-19-103/147 10.90% 17.00% 29.90% 60 65
阪神・芝2400外 15-14-6-38/73 20.50% 39.70% 47.90% 137 128
東京・芝2400 4-6-13-62/85 4.70% 11.80% 27.10% 69 104
新潟・芝2400 1-1-1-4/7 14.30% 28.60% 42.90% 105 104

阪神競馬場の2400mでは非常に強いデータがありますね。京都競馬場でもかなり優秀ですが、阪神競馬場では手の付けようがない程の勝率を誇っていますね。

それにしては・・・あら、東京2400mだけがいきなり低勝率。今年は東京競馬場でもなかなか良い成績を出して来ているんですけどねぇ。

一応、福永祐一騎手の名誉のために申し上げておきますが、ここ近年では成績全体が上がっていますし、リーディング争いの常連ですからね。

では、芝2400m戦でも重賞だけに限定した成績も見てください。特に連対率のところにご注目いただきたいのです。

コース 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
東京・芝2400 3-5-3-29/40 7.50% 20.00% 27.50% 86 140
京都・芝2400外 2-3-3-13/21 9.50% 23.80% 38.10% 33 70
阪神・芝2400外 2-2-2-4/10 20.00% 40.00% 60.00% 34 145

どの競馬場でも、重賞になると連対率がアップします。実力馬を何とか上手に走らせようと苦心している結果が出てきています。

特に芝2400mで行われるレースは注目を集めやすいですし、こう言う舞台で持ちこたえるあたり決して2500mを得意にしても不思議では無いんですが・・・。

2600mでは持ち直すのに、2500mでは・・・

では、肝心の2500mの成績に移りたいと思います。

最初の表にもありましたとおり、2500mでは通算10勝を挙げている福永祐一騎手ですがその内訳をご覧ください

場所 着別度数 勝率 連対率 複勝率
東京 0-0-1-7/8 0.00% 0.00% 12.50%
中山 1-2-3-25/31 3.20% 9.70% 19.40%
中京 4-7-3-33/47 8.50% 23.40% 29.80%
阪神 5-5-3-43/56 8.90% 17.90% 23.20%
東開催 1-2-4-32/39 2.60% 7.70% 17.90%
西開催 9-12-6-76/103 8.70% 20.40% 26.20%

・・・と言う訳でして、見事に西高東低の冬型!(違)

つまり阪神競馬場と中京競馬場で行われていた2500m戦で勝ち星を稼いで居たにすぎません。ともに改装前の話なので、中京競馬場では2009年・阪神競馬場では2005年までの話になります。

それらを除けば重賞ではなかなか手が出せないレベルの低水準。と言うより、デビュー以来重賞では22戦全敗の距離なのです。

これがまだ中山なら2011有馬記念で3着・2012日経賞で3着→2015日経賞で2着・2016日経賞で2着と、間隔こそ空きますがまだ好走歴があります。

それにしてもここまで勝てないとなれば、やはり馬の実力が抜けている訳でもありませんから疑って掛かった方が良さそうです。

これまでの目黒記念の成績は散々、東京では狙いづらい?

東京競馬場では2007年の目黒記念で、アドマイヤフジが3着になったきりで、馬券圏内に絡んだ事がありません。

フォローにならないかもしれませんが、目黒記念ではまだ上位人気馬で参戦した事も無いですし、2008年には12番人気ながらタイム差無しの4着もあります。

ここまで結果を求められる立場に追いやられていなかったから・・・と考えれば見直せなくもないのですが、ひとまず東京競馬場の芝コースで、福永祐一騎手の距離別成績を見てみましょう。

距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
1400m 14-12-15-120/161 8.70% 16.10% 25.50% 59 78
1600m 21-20-28-155/224 9.40% 18.30% 30.80% 58 85
1800m 31-17-13-107/168 18.50% 28.60% 36.30% 137 86
2000m 12-9-12-72/105 11.40% 20.00% 31.40% 85 106
2300m 1-0-0-4/5 20.00% 20.00% 20.00% 82 32
2400m 4-6-13-62/85 4.70% 11.80% 27.10% 69 104
2500m 0-0-1-7/8 0.00% 0.00% 12.50% 0 65
3400m 0-0-0-1/1 0.00% 0.00% 0.00% 0 0

やはり、2400mまでしか狙えないのでしょうね。一朝一夕で改善で来ているなら、こんな数字にはならないでしょう。

結論としてはせいぜい3着まで、勝負は他の馬を中心にしてみましょう

ついこの前まで1000万条件に居た馬がいきなり重賞に挑戦するのですから、色々な点でオープンや重賞の競馬に揉まれる事は想像に難くありません。

これで騎手が戸崎圭太騎手のままなら、同じような脚をひょっとしたら・・・と思ったのですが、以前騎乗した事がある福永祐一騎手に乗り替わるのはあまりプラスではないでしょう。

もともと1年ほど前は、差し脚は平凡な馬でした。これから更に実力を磨いてきた時に勝負してみた方が良いかと思います。

今回はの目黒記念は、せめて3着候補に挙げられるかどうか?と言う事で、結論付けておきたいと思います。

以上、目黒記念のデータ「福永祐一を信じて良いのか?」でした。

予想の見解につきましては無料のメールマガジンと、目黒記念の予想記事にて公開致します。

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データ

Posted by 多幸


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