【函館スプリントステークス 2016 予想】難解な一戦、混戦でこそ狙いたい騎手は?
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皆さまごきげんよう、多幸です。
2016年6月12日分の予想を公開します。
こちらの記事では
- 函館スプリントステークス (函館11R 15:25発走予定)
についての予想および見解をお伝えします。
この記事の見出し一覧
難解なレースだが、得意か不得意かはしっかり洗い出した方が良い
毎年このレースは人気薄の馬が突っ込んできたり、1番人気がまったく馬券にならなかったりと、簡単に決まるレースではありません。
遡る事4年前のこのレースでは、まだ当時GIを勝っていなかった頃ではありますが「世界のロードカナロア」が2着に敗れてしまう様なレース。
超一流のスプリンターでも勝てるかどうかは解からない程、レースが行われる函館競馬場の芝と言うのは異質・特殊であると言う事を念頭に置いておきたいところです。
騎手の実績ももちろん大事ですが、それ以上に特殊な条件下を苦にしない馬である事が絶対条件。そこを見つける事が出来れば、自ずと馬券の的中に近づいていけるはずです。
騎手の実績だけなら岩田康誠騎手ですが・・・
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
岩田康誠 | 26-16-19-60/121 | 21.50% | 34.70% | 50.40% |
三浦皇成 | 14-27-16-107/164 | 8.50% | 25.00% | 34.80% |
横山典弘 | 14-3-2-30/49 | 28.60% | 34.70% | 38.80% |
丹内祐次 | 13-17-18-99/147 | 8.80% | 20.40% | 32.70% |
古川吉洋 | 13-14-8-112/147 | 8.80% | 18.40% | 23.80% |
吉田隼人 | 13-9-15-148/185 | 7.00% | 11.90% | 20.00% |
丸山元気 | 13-7-18-119/157 | 8.30% | 12.70% | 24.20% |
ハッキリ言って函館の芝コース=岩田騎手の天下ではありました。
これに長年、高い勝率対抗してきたのも横山典弘騎手でしたが、今年は珍しく東京で参戦していて函館には来ていません。
普通ならこうなると俄然、岩田康誠騎手がリード・・・と考えたくもなるのですが、最近の岩田康誠騎手と言えば様々な奇行が目立って来る様な状態。
とても例年の様に「卓越した技術」を出し切っている訳でも無く、安定して活躍できるような感じには程遠くなってきています。
脂が乗っているような状態だったのにいきなりガクッと落ち込んだのは様々な要因は考えられますが、今年は特に「芝のレースで一気に勝てなくなった」と言うのが大きいでしょう。
年・年月 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
2016年 | 12-14-19-150/195 | 6.20% | 13.30% | 23.10% |
2015年 | 59-57-70-326/512 | 11.50% | 22.70% | 36.30% |
2014年 | 72-63-52-284/471 | 15.30% | 28.70% | 39.70% |
2013年 | 50-60-47-277/434 | 11.50% | 25.30% | 36.20% |
2012年 | 55-52-52-255/414 | 13.30% | 25.80% | 38.40% |
2011年 | 70-59-40-267/436 | 16.10% | 29.60% | 38.80% |
2010年 | 43-48-35-223/349 | 12.30% | 26.10% | 36.10% |
こ、これはもう・・・。
さらに言えば負傷で乗れなかった時期を除けば、今年の3月は32戦して2010年以降で初めての「月間0勝」をマークするんですから、かなり異常です。
4月こそ持ち直して 5- 5- 2- 27/ 39 勝率12.8% 連対率25.6% 複勝率30.8% としましたが、全盛期の半分程度。
すでに開幕週の土曜日に函館競馬場で騎乗しましたが、2着1回に3着2回となんとか馬券圏内には絡んできたものの、まだまだ上向いてきていません。
2着とか3着に考えるならまだしも、いくら実績があるからと言って、こんな低迷している状態で信頼するのはかなり危険です。
もっと危険な騎手が居るが、ちょっと事情が違う
そこ行くと、函館の実績ではナンバー2である三浦皇成騎手も極度の不振を極めています。
もともと北海道以外の競馬場では成績がガクッと落ちる傾向がありましたが、今年は更に輪を掛けて酷い状況。
年・年月 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
2016年 | 3-9-5-110/127 | 2.40% | 9.40% | 13.40% |
2015年 | 25-40-30-259/354 | 7.10% | 18.40% | 26.80% |
2014年 | 38-39-46-290/413 | 9.20% | 18.60% | 29.80% |
2013年 | 34-34-30-291/389 | 8.70% | 17.50% | 25.20% |
2012年 | 38-55-41-331/465 | 8.20% | 20.00% | 28.80% |
2011年 | 29-34-33-328/424 | 6.80% | 14.90% | 22.60% |
2010年 | 22-19-30-252/323 | 6.80% | 12.70% | 22.00% |
三浦皇成騎手も芝で月間0勝を記録しているような状況でして、見事に数字が半分こ。
ダート戦も少々数字が良くないのですが、これはまだ常識の範囲内。
激しいリーディング争いの割を喰っている感はかなり強いと言えます。
これはもう今年は北海道に行ってもダメなんじゃないかと思ったら、土曜日は早速1着1本に3着1回。
さすがに函館で息を吹き返して来ました。
もちろん全幅の信頼を置くのにかなり厳しい状況なのは変わりないのですが、今年本当に勝てていなかった騎手が勝ちだした勢いは侮れないかもしれません。
北海道でのレースで実績を持つ馬を狙いたい
昨年の覇者・ティーハーフが出走するなど、今年も函館競馬場で実績のある馬が揃ってきました。
なかでも注目したいのは昨年・函館競馬場で馬体がなかなか引き締まらずも好走し、馬体が絞れてからは札幌競馬場のレコードタイムを叩き出したエポワス。
モレイラ騎手が「アンラッキーだった」と悔やんだキーンランドカップこそ負けてしまいましたが、それまでの函館実績も申し分なく上位を形成できる存在です。
今年は長期休養明けの復帰戦で馬体を絞って臨んでおり、負けはしましたがまだまだ復調途上でのもの。
しかも1200mに適性のある馬はみんな負けたレースですので、それほど悲観しなくても良いかと考えられます。
函館到着後は例年にない動きの良さを示しているので、8歳ですが比較的流れに乗りやすいレース展開も味方に付ければ、逆転の可能性は十分にあるでしょう。
勝利数こそ伸びないが、好調な杉原誠人騎手が初重賞制覇なるか?
実績上位の騎手が成績面でメチャクチャ苦戦している中、勝利数こそ伸びませんが例年以上に連対率や複勝率が優秀なのが杉原誠人騎手。
所属厩舎の2頭出しと言う起用もあって函館に居ますが、先週の競馬が終わった時点では昨年の数字を大きく上回る成績を残して来ています。
勝率3.7%→3.9%
連対率7.8%→13.7%
複勝率12.8%→17.6%
加えて今年は数少ない騎乗機会を大切にする姿勢を随所に見せていて、減量の恩恵が5年目までに拡大される今年は恩恵が全くない状態で苦しい立場にいるにもかかわらず、ひと皮むけた様な成長を見せてきています。
せっかくの重賞騎乗機会ですし、杉原誠人騎手にが実績は無いですが馬の実績としては申し分なし。1番人気が苦戦する様なレースですし、一発を狙うならここでは無いでしょうか。
函館スプリントステークスはこの様に評価しました
***(3つ星評価)
杉原誠人騎手
騎乗馬:⑤エポワス
昨年の北海道開催では大活躍、前走こそ適性の違いで大敗したが体調も上向き巻き返しは必至。所属厩舎の馬でこそ叶った重賞挑戦、経験では無く勝利を求めてもらいたい。
**(2つ星評価)
池添謙一騎手
騎乗馬:⑫ティーハーフ
コース取りで接戦を落とすなど運も味方しなかった時もあるが、春のGIでは大活躍したし馬の実績としては文句無し。1番人気にならなければ逆転・連覇も一考
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吉田隼人騎手
騎乗馬:①レッツゴードンキ
スプリント戦線でも十分やれる力は示しているだけに、時計が掛かる展開なら侮れない。騎手の成績は下降線の一途だが、実績あるローカル開催だし一旦見直したい
*(1つ星評価)
藤岡康太騎手
騎乗馬:⑨アクティブミノル
騎乗出来るのであればコンビの実力としてはかなり良い勝負になるのだが、土曜日に落馬した騎手のメンタル面を考えると少し割り引いて考えたい。
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三浦皇成騎手
騎乗馬:⑬アースソニック
馬の実績は文句無いが騎手の成績は極端な低迷、昨年は函館でなかなかエンジンが掛からなかっただけに、勢いに乗りきれていないのだけが気掛かり
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武豊騎手
騎乗馬:⑦オメガヴェンデッタ
馬の実力はベストの条件で行われた前々走で証明済み、函館実績もあるし右回りに替わるのもプラス。騎手は長距離移動が続いているが、土曜日は函館で4勝と絶好調。
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以上、函館スプリントステークスの予想でした。
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