【2018年デビュー】JRA新人騎手レビュー 競馬学校34期生

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みなさん、ごきげんよう。

騎手から予想する競馬ブログ「キシュランガイド」の多幸です。

 

ブログが始まっておよそ2年少々ですが、今年も・・・この企画に取り組む事にします。

テーマは・・・

2018年にデビューするJRAの新人、どんな奴なんだ?

えーっとですね、資料が少ないので記事にするのはかなりの拷問。

おいこら、JRA。それから競馬学校。

資料を出せよ、資料を。

ネタ持って来いって言うんじゃ(笑)

せめて、昨年みたいにトークショーとか開いてくれないと←いや、お前があんな事書くから(笑)

 

しかしですよ、3人ですよ。たったの3人。

昨年の33期生は西脇文泰教官が担当でしたが、今年の34期生は田渕勝大教官が担当。

西脇教官も田渕教官も、馬術の選手ですよね。

馬術の基礎無くして競馬は成り立たないので、そのあたりの経験は必要だと思うんですよ。

ただ、これだけは言いたい。

ジョッキーに必要なのは馬術より営業力、社交術、犯罪を犯さない事じゃないんですか?いい加減本気で勉強したらどうですか、競馬学校の育成方針を決めてるおっさん共は。

もちろん、レーサーとしての技術、フィジカルの強さも必要ですけどね。

さて、今年もコチラの勝手な予想に反してバンバン勝ってもらったり、

勝利数こそ少なくても「これは来年以降が楽しみだ!」って言う仕事ぶりを見せてくれたら嬉しいですよ。

何はともあれ、事故や大怪我にあわず・重大な謹慎事項や事件などを起こすなく、仕事に邁進して欲しいものです。

追記2/21
グリーンチャンネルの特番が放映されましたので、その番組を観た印象を少しだけ。

 

西村淳也騎手

にしむら あつや
平成11年 7月30日生まれ(18歳)
兵庫県出身
所属:栗東・田所秀孝厩舎

◇騎乗に関して
アイルランド大使特別賞を受賞。・・・マジか?と言うのが正直な感想。

ハイペースのごっつぁん差しなど、漁夫の利の展開をモノにしてくる運の強さを感じる。
東京競馬場の騎乗供覧レースだけだと、スローペースの差しで何とか勝利したけど、直線で追う事に関してはこれと言って推し材料なし。

厩舎は定年まであと約3年間。
騎手になってからどれだけ伸びてくれるのかに、一縷の望みを賭けたい。

一方で、自分から仕掛けて勝負を決めに行く実行力の弱さ・無さが気にかかるところ。
逃げ・先行では結果らしい結果を出していなかったので、差し屋として道を開くのも一興だと思っています。

◇利点
お膳立てがしっかり揃えば、期待以上の結果は出してくれる。
今のJRAでは相手の自滅待ちの騎手が多く蔓延ってしまっているので、それではなかなか芽が出ないんですが・・・1200mの短距離戦などで先行総崩れなんてパターンが狙いどころになってくるのではないでしょうか。

腕力は新人にしてはある方と言えるだけに、全身を使えるようになった時の伸びしろはあります。

◇欠点
ちょっと甘えん坊に思えるフシ、率先して何かをする姿勢が足りないので、その姿勢を求められると非常に苦しい。
追い出すと腰が引けたフォームになっていて、膝・腰の強さを感じさせないのが気掛かり。
なんで追い出すと不必要に外にヨレていくんだろうか。
それから道中もコーナリング中も内ラチ沿いを気にしすぎ。
内ラチ沿いに誰かが居ると持ち味が出ないって言うなら、徹底してイン突きにこだわれば良いのにねぇ。いろいろ中途半端。

所感追記(2/21)

物事をより深く追求してくれる事によって、更なる前進は見込めるように思います。主張して逃げる戦法も卒業間際になってサマにはなってきました。

ただ、まだまだ何事においても他力本願で、レースに関する事を一度立ち止まって研究し尽くすぐらいの貪欲さが、今よりもっと欲しいものです。

キシュランガイドの予想:初年度5~10勝 ダートより芝向き もしくは 芝もダートも両方こなす
現役騎手の似ていそうなタイプ:藤田菜七子騎手・松若風馬騎手・西田雄一郎騎手

服部寿希騎手

はっとり としき
平成11年 3月 9日生まれ(18歳)
愛知県出身
所属:栗東・湯窪幸雄厩舎

◇騎乗に関して
ペース判断に関しては、西村淳也騎手とどっこいどっこい。
ただ、どこがより勝てるコース取りなのか。
それを考えてくれているような騎乗をしてくれるだけ、かなりマシかもしれないし大きく化ける可能性はある。

厩舎は定年まであと約3年間。
より活躍するには、嗅覚を如何に研ぎ澄ませるか。
って言っても、臭気を判定するんじゃなくて・・・だな。
何をしたらより先着して賞金が手に入るのかってことに、もっと敏感になって欲しい。

10月に行われた東京競馬場の騎乗供覧レースで、4コーナーの出口付近での判断ミスは痛かった。
せっかく西村淳也騎手を交わしてどうにかなる位置に居て、狭い間をこじ開けに行ったのにね。
あそこで退いてしまう様じゃ、一生指でも咥えているしかないぜ。

あとで叱られたとしても、あそこは小林淳一教官を内から並んでいって外に吹っ飛ばすぐらいの気概が欲しかった。
レースは良い子じゃ通用しねぇんだぞ、この、どたわけが。
「クソたわけ」じゃねぇだけ、ありがたいと思ってくれよ。

◇利点
良い意味でずる賢い、どうすれば良いのかを良くわかっている。
自分のターンになった時の取り掛かりのスイッチ、これの入り方がまずまず見所あり。

騎乗する機会さえいただけるようなら、栗東所属である事を考慮して最多勝利新人騎手は・・・まだしも、新人賞を取れる位置には居る。
周囲への気配り第一みたいな身のこなし、なかなか真似は出来ないと思うのでこれで一点突破・・・出来るほど甘くは無いんだけどね、現実って奴は。

でもここ数年の騎手の中でもそう言う特徴を兼ね備えた騎手って実は居るようでいないので、
両足を地面に付けている時と、鐙に乗せた時のキャラ切り替えを意識してくれたら、将来の伸びしろも大きくなってきそう。

◇欠点
フォームは綺麗でもなければ汚い訳でもない。
全く印象に残らない感じで、非力な印象。

どうもいろんなことに興味を持ちがちで、1つの事に集中する強みがなかなか生かしきれていない。
広く浅くって言うのは、良さにも繋がる可能性はあるけどねぇ。
「いつでもどこでもどんな時でも」では困っちゃいますなぁ。

所感追記(2/21)

騎乗馬を制御する筋力と自信・意識がかなり足りないので、もっと強気で騎乗し技術を磨いて欲しいです。手綱の動きを美浦のベテランには特に注意されていますが、やはり操縦性が課題。

強引なコース取りは控えめにして、狭いところを突っ込めない・勝負どころで流れに乗れないのを改善すれば面白い存在になるかも。

キシュランガイドの予想:初年度10~15勝 芝よりダート向き
現役騎手の似ていそうなタイプ:横山武史騎手・丸田恭介騎手・古川吉洋騎手

山田敬士騎手

やまだ けいし
平成 9年 9月18日生まれ(20歳)
東京都県出身
所属:美浦・小桧山悟厩舎

◇騎乗に関して
ペース判断に関しては、新人騎手としてはまずまず優秀。ややスローペース大好き属性が発動しそうな予感もプンプン臭ってきます。
ラップタイムを12秒台前半平均でレースメイクできたら、相当希少な存在に近づけるんだけどねぇ・・・。

出遅れた時に挽回する余力はあまりない状況。
スタート一発決めて、逃がしたら最後って言う戦法が板に突いてきそう。

厩舎は定年まであと約7年間。
長い期間じっくりと育ててもらえる環境・・・なんだけど、センセイがしょっちゅう国外へ脱出してしまうからなぁ。
(※知らない方は「こびやまさとる ゴリラ」でググってみましょう)

重心を低くして追い出すことは出来るし、怪我さえしなければ新人賞候補の最有力。
嵌まればデカい感じですが、背格好の割には豪腕って感じではないのがちょっと気になるところ。

◇利点
まず、頼られ甲斐のあるポジションを難なくこなす、兄貴分的存在。
ん?
残りの二人が、単に甘えん坊なだけなのか?

単に3度目の受験で競馬学校に合格して「苦しいこともあったけど、それが当たり前だと思っていました」って台詞が為せる業なのか。

スタートもまずまず上手いし、コーナリング・ペース配分・追いと水準のレベルにはある。
特に内枠では二の脚を含めて、すっと前に付けられる強みがあるのがアピールポイント。

先手必勝のパターンをしっかりとこなせる点は大きなプラス要素。
後続に脚を使わせる戦術を使えるようになれば、より前進する勢いが増してくる。

これで差しも上手く出来る様になれば、言う事ナシなんですがねぇ・・・。良い意味で頑固、マイペースでOK。家族思いの一面はあります。が、返済不要の奨学金を取らせるって選択肢は無いのかね、甘えられなきゃケツに火が付かないのかも知らんけど。

◇欠点
フォームに力強さが感じられず、空気抵抗もまだ大きな感じ。
荒削りと言えなくもないけど、ちょっと不用意なミスをする一面も。

まず、気が散りやすい事。
外枠のスタートは上手く行かなかったのもあるし、後方からの競馬では良い所が窺えませんでした。
ただ、服部寿希騎手同様にレースの流れを見る洞察力はなかなかのモノ。
すっと小林淳一教官の横につけるリカバリを見せていましたので、勝負どころまでは何とか形に出来ただけマシ。

それからオンとオフのスイッチの入り方、気持ちのコントロールが出来ている時は良いけど、すこし勝負に徹しすぎる嫌いがありますね。
良い子を演じて退いてしまうよりは良いんですが、勝負に熱くなりすぎてしまわないかが気掛かり。顔が右を向いているときと、左を向いているときが別人のような振る舞いなので、二重人格っぽい性格が万が一良い方に向いてくれなかったとしたら・・・・と言うのが心配材料。
また、勝負度合いのある・なしで、まったくやる気が無いように見えてしまう場面があったのも、少々気をつけたいところ。頑固も上手く使って、程々なら持ち味になるんですよ。

所感追記(2/21)

馬がヨレている時に立て直すのが致命的に下手。鞭の持ち替えを忘れたりとか、逃げや先行時はまずまずかと思われていたペース配分も、卒業が近づくにつれて良さが薄まってしまったのは残念なところ。勝負ごとに熱くなりすぎて冷静さを失う事については、騎乗停止喰らってからどうなるかってところじゃないでしょうか。

キシュランガイドの予想:初年度15~20勝 芝よりダート向き
現役騎手の似ていそうなタイプ:鮫島克駿騎手・宮崎北斗騎手・石川裕紀人騎手

2017年デビューのJRA新人騎手は3名

様々な映像資料などを拝見してレビューを書きましたが、今年は少数精鋭と言うにはちょっと早いかなと思える感じでして、自ら考えたり進んで取り組む姿勢がカギを握ってきそうな新人騎手3名がデビューします。

今後の分かれ目としては、頭で考えているのかどうか。

それから実行できるかどうかで大きく変わってくるでしょう。

身体の強さ・運動神経に関して言えば、あまり特徴の無い卒業生なのかなと言う感じです。どちらかと言えば過去の27期生(現役では嶋田・杉原・藤懸・森一・横山和)や、29期生(現役では岩崎・城戸・伴)を髣髴とさせるスケール感です。

もちろん先輩の成績を軽くクリアして、バンバン勝ってもらうのも良いんですが・・・正直必要最低限の課程を卒業しただけと言うイメージがどうしても強くなってしまいます。

良く言えば、手の掛からない、手間の掛からない良い子たち。

重箱の隅を突くとすると、人間の本性が見えたときにはもはや手遅れの可能性があり、トップアスリートを本気で目指しているんじゃないのかよ?って言う姿勢も感じさせます。

序盤の6ヶ月よりも、秋競馬に入って街の木々が赤や黄色へ徐々に色付き始めて以降が、本当の勝負。特に9月の後半・あるいは10月の3回新潟以降で勝負の山場が来て、より持ち味を生かして勝ち星を量産出来るようになった騎手が、今年の新人賞を取るのではないかと予想を立てます。

新潟・福島・中京の成績次第だと思いますが、新人賞候補は山田敬士騎手でしょうか。漁夫の利で掻っさらって行くとしたら、服部寿希騎手が候補。

二人ともフィジカル面で強調できるものはありませんが、マイナスになる要素を何とかカバーできているだけ、有力候補になってくると言って良いでしょう。

他の先輩を含め3人ともそうですが、やはり競馬学校で教わった事の殆どは「勝利にすぐさま直結するもの」では無いはずです。
是非、変な先輩の入れ知恵や間違った助言によってフォームを崩したり、姑息な苛めにあって精神が折れてしまわないように願うばかりです。

それからここ何年間は若手騎手が酒に酔ったとか出来心で、見事なまでに判断力を失って騎手人生を辞める人材が居ます。
こう言ったことから自分で身を守れるようにすることも、騎手の腕力・筋力・営業力と同じように、
判断力は大切であると付け加えておきたいと思います。

トータルで見て今年は「最多勝利新人騎手」の候補者は出ないと考えています。
キシュランガイドは、むしろそれで良いと思います。
どの騎手も本当の勝負は、減量を取れてからでしょう。

ただ、頑固を上手く行かせれば、山田敬士騎手はひと足お先に同期をリードする成長曲線を描けそうな位置に居ます。
服部寿希騎手も、道中の位置取りを絶妙なペース配分で積極的に行えるなら、好勝負と切磋琢磨した良いライバル関係が築けてきそうです。

西村淳也騎手は、ネコを被っているだけならまだ良いんですが、自発的に積極性をもって行動するようになれるかどうかがカギを握ってきそう。現状に甘えるつもりは無い模様ですので、その言葉通りなら月を追う毎に進化をしてなきゃ嘘になりますが、果たしてどうでしょうかね。

むしろ良い意味での頑固さを身につけて「誰がなんと言おうと、これで俺はのし上がる!」って覚悟が決まったら、少しぐらいの差があったとしてもすぐに追いついて追い越すだけのポテンシャルはあります。

ダラダラやるのは良くないですが、長い時間と手間を惜しみなく掛けて、育て上げる課程を見守ってあげても面白いかもしれませんね。大器晩成って言いますし、そう言う機会もたまにはあって良いと思いますよ。

大器ではあっても「未完の大器」なだけで、時間泥棒になってしまいそうな嫌な予感はしますが、それを良い意味で裏切って欲しいものですね。

以上、新人騎手レビュー(第34期競馬学校卒業生)でした。

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Posted by 多幸


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