木幡育也騎手の競馬施行規程による騎乗停止を考える

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競馬騎手としてデビューして、10ヶ月。
もうすぐ1年経つと言うのに、2回目の長期騎乗停止。

正直「騎手」と言う敬称は省略したい気分。どこかでそう言う部分があったとしたら、許してください。
しかも今回は、裁定委員会の議定があるまで。

つまり、前例で行けば短くても3ヶ月で、おそらく半年。
騎乗できないと言うことで、収入はほぼほぼゼロ。
そんな期間が半年も続いて、まだ退会・序名(ようはクビ)じゃないんですから、随分寛容な組織ですねぇ。

皆さん、ごきげんよう。
キシュランガイドの多幸です。

今回は、木幡育也騎手が引き起こした、競馬施行規程による騎乗停止処分を考える事とします。

最初に言います。こんな理由ではありません!

前回は禁止薬物の使用で1ヶ月

前回の騎乗停止に関する記事はコチラ

詳しい事を要約すると、日本国民の恥である、と申し上げたわけです。
そして、騎手としてデビューする前の取材で賞金の使い道を話しているわけですが、 木幡育也なんぞにフェラーリは早いわ! と釘を打たせていただいておりますので、やはりそうなったのかと言う事を上記の記事で書いております。

デビュー時の評論はコチラ

デビュー時から、このブログでは 勝負師向きの性格ではない と判断していますし、
引退まで理解できない と思考回路の不自然さを指摘しています。
まぁ、何をやらかしたのかはいずれ分かるとしても、その兆候はデビューする前から既にあったということなのです。
そう言うこと書いてくれるメディアが無いのは仕方ないんですけどね。

競馬施行規程第147条の第20号とは何か

字がいっぱいで観辛いんですが、これを読めないようでは競馬で勝った・負けた以前にいいように玩ばれてしまう人生を歩むしかなくなると考えていますので、可能な限り競馬施行規程について御一読戴きたく思います。

日本中央競馬会競馬施行規程
(平成19年8月31日 理事長達第28号)

こちらには14章からなる、競馬を開催するに当たっての規則が連なっています。

その一部を抜粋いたしますと、今回は第147条の(20)に該当するため、木幡育也騎手は騎乗停止処分を受けています。

これは だい147じょう だい20ごう と読みます。

はい、試験に出るのでマーカーを引くように  ← いい加減、嘘ばっか言わないのwww

第147条 第138条第1項各号及び第145条各号のいずれか又は前条に該当する場合を除き、次の各号のいずれかに該当する馬主、調教師、騎手、調教助手、騎手候補者又は 厩務員に対して、期間を定めて、調教若しくは騎乗を停止し、戒告し、又は500,000円以下の過怠金を課する。
(1)から(19)〔略〕
(20)競馬の公正確保について業務上の注意義務を負う者としてふさわしくない非行のあった者

今回は(20)=20号だけが該当する事になっていますが、他にもある条文を読めばおおよそ「こう言う理由ではない」と言う推察が行きます。
今回はそう言う部分から、木幡育也騎手がしでかしたことは何だ?を考えてみます

該当しない事

まずは第147条について、可能性が無い事を挙げていきます。

(1) 資格のない馬について競走馬登録若しくは特別登録を受け、若しくは受けようとし、
又は資格のない馬を出走させ、若しくは出走させようとした馬主又は調教師
(2) 第14条の届出を怠り、又は虚偽の届出をした共有代表馬主
(3) 第27条の届出を怠り、又は虚偽の届出をした馬主
(4) 馬主の名義を借りた者と馬の預託契約をした調教師
(5) 第54条の規定に違反した調教師
(6) 第94条から第96条まで又は第103条の規定に違反した調教師又は騎手
(7) 第99条第1項、第3項若しくは第104条第1項から第3項までの規定に違反した騎手
又は正当の理由がないのに第101条若しくは第112条の規定に違反した調教師若しくは騎手
(8) 第100条の規定に違反した騎手
(9) 第120条第3項の許可を受けないで、下馬して検量所に行った騎手
(10) 第113条、第114条、第114条の2第2項若しくは第121条の規定に違反した騎手又は
第110条第1号の規定に該当した騎手
(11) 第132条第1項若しくは第2項の規定の違反に該当した馬を事情を知らないで出走
させ、若しくは出走させようとし、馬主の代理人として同条第3項の規定に違反して
出馬投票をし、又は同条第4項の規定に違反した調教師
(12) 第134条第2項、第4項若しくは第7項の規定に違反した調教師又は同条第5項の規
定に違反した調教師、騎手、調教助手、騎手候補者若しくは 厩務員
(13) 第131条の規定に違反した調教師、騎手、調教助手又は 厩務員
(14) 開催執務委員の命令又は指示に従わなかった者
(15) 開催執務委員以外の競馬に関する事務に従事する者の職務執行を妨害した者
(16) 第139条の規定に違反した調教師、騎手、調教助手、騎手候補者又は 厩務員
(17) 地方競馬指定交流競走の公正かつ安全な実施を害する行為をした者(その行為につ
いて既に当該競走に係る制裁を行う機関により戒告を受けた者を除く。)
(18) 外国の競馬の競走の公正かつ安全な実施を害する行為をした者(その行為について
既に当該競走に係る制裁を行う機関により戒告若しくは過怠金の賦課に相当する処
分を受けた者又は期間を定めて騎乗を停止された騎手であって、当該競走後から引き
続き本邦外の地域にあり、かつ、当該騎乗を停止された期間を満了したものと認めら
れるものを除く。)
(19) 前各号に定めるもののほか、競馬の公正確保について業務上の注意義務に違反した

ここまで羅列すると訳がわからなくなると思いますが、馬主と調教師に関することを挙げると
(1)から(5)、そして(11)は騎手に関しての記載がありませんので、除外対象となります。

では、各号に該当したため木幡育也騎手は騎乗停止した訳ではないのが明白なので、んなわけねぇだろ!を挙げていきます。まぁ、木幡育也騎手の名誉の?ためにも。

  • 第147条(6)について

(6) 第94条から第96条まで又は第103条の規定に違反した調教師又は騎手
これに該当していたとは、JRAは発表していません。
第94条、第95条、第96条、第103条の規定に違反した調教師又は騎手とありますので、処分の理由はそんなことではないのです。

該当することは・・・

第94条=障害競走に出走させる馬について、遮眼革を使用する場合は、あらかじめ裁決委員の許可を受けなければならない。
→そもそも木幡育也騎手は障害競争未経験。

第95条 騎手は、拍車を使用して、競走に騎乗してはならない。ただし、やむを得ない事
由があるものとして裁決委員の許可を受けた場合は、この限りでない。
2 騎手は、前項ただし書の規定により拍車を使用する場合であっても、その突起部が鋭
利なもの又は内側に向いているものを使用してはならない。
3 騎手は、本会が定めたもの以外のむちを使用して、競走に騎乗してはならない。
4 騎手は、本会が定めた帽を着用しないで、競走に騎乗してはならない。
5 騎手は、本会が定めた保護ベストを着用しないで、競走に騎乗してはならない。
→木幡育也騎手ならありがち!と思ったのがこの条文だったんですけど、彼の名誉のためにも言っておきます。
そう言う理由じゃありませんと。
拍車を使用するとか、鞭に細工を仕掛けてズルをしたわけではない。
そして保護ベストを着用しないで乗ったわけでもない。そんな、いつかのオリビエ・ペリエ騎手が噂されていたじゃあるまいし・・・。

第96条 他の馬に危険を及ぼすおそれがある鉄さいその他の加工をしたてい鉄を使用した
馬は、競走に出走させることができない。
→新人騎手なんて、装蹄士さんに「蹄鉄に細工しといてよ」なんて偉そうな口出しが出来るような立場じゃありません。
せめて木幡育也騎手が言えるとしたら調教やレースの直前に「すみません、蹄鉄が取れそうなんです。打ち直してもらえませんか」ぐらいでしょう、言えたとしても。

第103条 調教師は、馬場取締委員の命ずるところに従い、馬を装鞍所から下見所にひき付
けなければならない。
→木幡育也騎手が故意にズルをして、パドックに立ち寄らせなかった・・・なんてことも無いです。そりゃ、そうですよね。
もしそうだったとしたら、この条文により処罰されてますわ(笑)

  • 第147条(7)について

第99条第1項、第3項若しくは第104条第1項から第3項までの規定に違反した騎手
又は正当の理由がないのに第101条若しくは第112条の規定に違反した調教師若しく
は騎手

こちらもひとつひとつ紐解いて見ましょう。第99条の一部、第104条の一部、第101条、第112条に規程されている違反でもないとハッキリしています。

第99条 競走に騎乗しようとする騎手は、当該競走の実施される日において当該競馬場で
最初に実施される競走の発走時刻前70分から騎乗しようとする競走の発走時刻前50分ま
での間に、検量所において、第87条第2項の規定により公表された負担重量に保護ベス
トの標準的な重量に相当する分として1キログラムを加えた重量(次条第1項において
「加算重量」という。)につき前検量を受けなければならない。ただし、騎手の変更によ
り新たに騎乗することとなったときその他検量委員がやむを得ない事由があると認めた
ときは、定められた時間外に前検量を受けることができる。

3 騎手は、第1項の前検量を受けたときは、同項に規定するもののほか、騎手及び当該
騎手の装具の重量を総計したもの(以下「騎手重量」という。) につき計量しなければ
ならない。

→さすがに負担重量を誤魔化しているなんて言う、不正行為では無かったわけですね。
体重管理で苦労している木幡育也騎手ですし、あっても不思議ではないですが、そんなことしたら大問題ですよ。

第104条 騎手は、当該競走について、馬場取締委員が定める時刻までに、下見所に集合し
なければならない。ただし、馬場取締委員がやむを得ない事由があると認めたときは、
この限りでない。
2 騎手は、前項の集合後速やかに、自らの騎手重量を確認するため、騎手重量につき検
量を受けなければならない。ただし、引き続いて2以上の競走に騎乗するときその他検
量委員がやむを得ない事由があると認めたときは、当該競走の騎乗前に、検量所におい
て当該検量を受けることができるものとする。
3 騎手は、鞍検量を受けた後の鞍について、重量の調整をしてはならない。ただし、前
項の騎手重量に係る検量の結果、当該騎手が前検量で計量した重量で競走に騎乗するた
め、当該鞍の重量の調整を行うことについて検量委員がやむを得ない事由があると認め
たときは、これを行うことができるものとする。

→パドックに集合しろと言われているのに無断でスッポカシをしたとか、検量をバックレたとか、
鞍に入れる錘(おもり)を勝手に変更して負担重量を更に軽くしたなんて事でもないのです。
木幡育也騎手に名誉もクソも無いのかもしれませんが、そう言うことではないのです。

第101条 調教師は、競走に出走させようとする馬を、当該競走の発走時刻の60分前(競馬
番組で指定する競走については当該競馬番組で定める時)までに装鞍所にひき付けなけ
ればならない。
2 調教師は、前項の規定によりひき付けた馬に装鞍する前に、装鞍しようとする鞍の重
量と、その馬に騎乗しようとする騎手が前検量で計量した重量から当該前検量を受けた
ときに計量した騎手重量を差し引いた重量とが同じであることを確認するため、鞍の重
量に係る検量(以下「鞍検量」という。)を受けなければならない。ただし、獣医委員の
許可を得て、装鞍所に馬をひき付ける前に獣医委員の命を受けた者の立会いの下で装鞍
する場合にあっては、騎手が第98条の前検量を受けたときに、検量所において鞍検量を
受けるものとする。
→これは藤沢和雄調教師がそんな事をする訳もないので割愛して良いでしょう。

第112条 騎手は、その騎乗する馬のでん端から後続馬の鼻端までに2馬身以上の距離がな
いのに後続馬の進路に入ってはならない。
2 騎手は、競走中みだりに斜行し、又はだ行してはならない。
3 騎手は、決勝線に至る直線走路において、一度定めた進路をみだりに変えてはならな
い。
4 騎手は、競走中他の馬を押圧し、他の馬に衝突し、又は障害を斜めに飛びこえてはな
らない。
5 騎手は、競走中十分な間隔がないのに、他の馬と他の馬との間若しくは他の馬と柵と
の間に入り、又はそれらの間から他の馬を追い抜いてはならない。
→これはいわゆる「進路が狭くなった事象」を起こしたということになるので、今回の木幡育也騎手は、そう言う危険な騎乗で無期限騎乗停止になっているわけではありません。
こんな理由でここまで重大なペナルティを貸したくなるような騎手なんて、今後も出てほしくありませんがね。

  • 第147条(8)について

(8) 第100条の規定に違反した騎手
これでもないとハッキリしています。

第100条 騎手は、加算重量を負担させて、競走に騎乗しなければならない。ただし、前条
第1項の規定により計量した重量が加算重量を超える場合であって、その超える重量が
2キログラムの範囲内であり、かつ、裁決委員がやむを得ない事由があると認めたとき
は、この限りでない。
2 前項ただし書の場合においては、前条第1項の規定により計量した重量を負担させて、
競走に騎乗しなければならない。

→減量に苦しんでいる木幡育也騎手がこれに該当すれば、土曜や日曜の競馬でしっかりと恥さらしとばかりに場内放送などで告知されます。ただ、これが原因で長期騎乗停止しているわけじゃあ、ありません。
私がこのペナルティを実際に競馬場で遭遇したのは、20数年前に平地競走に騎乗していた濱野谷憲尚騎手が、500gオーバーで騎乗する事態になっていた事ぐらいでしょうか。
近年では2014年の障害競走で、リチャード・エノン騎手が該当しています。

  • 第147条(9)について

(9) 第120条第3項の許可を受けないで、下馬して検量所に行った騎手
これでもないとハッキリしています。

第120条 到達順位が第7位までの馬の騎手及び特に裁決委員が指定した馬の騎手は、当該
競走終了後、直ちに負担重量の後検量を受けなければならない。
3 馬の負傷、疾病その他やむを得ない事由により、騎乗したままで検量所に行くことが
できないときは、馬場取締委員の許可を受けて、下馬して検量所に行くことができる。

→さすがにこんな簡単なルール違反でもありません。
そもそも先週は全レースで完走していますし、2着2回ですから後検量をスッポカシした&ズルをした違反ならここに引っ掛かってくるので容易に想像がつくものです。でも、これではないと。

  • 第147条(10)について

(10) 第113条、第114条、第114条の2第2項若しくは第121条の規定に違反した騎手又は
第110条第1号の規定に該当した騎手
これでもないとハッキリしています。

第113条 騎手は、競走中みだりに高声を発し、又はむちを不当に使用してはならない。
→嫌気が差して発狂してそうな境遇ではありますが、さすがにそこまでお馬鹿ではなかったと
まぁ、これで捌かれるとしたら本当にキ●ガイと言われるでしょうし、文句は言えますまい。

第114条 騎手は、馬が走路外に逸走した場合において、競走を継続するためには、逸走し
始めた地点に引き返さなければならない。
→逸走する様なケースもありませんでしたので、これは割愛。

第114条の2 裁決委員は、第125条第3項の規定による着順確定前に、出走した馬につき
次の各号のいずれかに該当する事由があると認めたときは、当該馬の騎手は落馬したも
のとする。
(1) 競走中、当該馬が転倒し又は当該馬に騎乗する騎手の身体の一部が地面に触れた場

(2) 当該馬の鼻端が決勝線に到達したときに、当該馬に騎乗する騎手の身体が当該馬及
び当該馬の装具のいずれからも離れていた場合
2 騎手は、落馬した場合は競走を継続してはならない。
→そもそも先週は落馬していないので、コチラも割愛。

第121条 前条第1項の規定により検量所に行った騎手は、馬場取締委員の指図があるまで
は、その馬を検量所の構内に置かなければならない。

※前条第1項とは、下記の条文です。
第120条 到達順位が第7位までの馬の騎手及び特に裁決委員が指定した馬の騎手は、当該
競走終了後、直ちに負担重量の後検量を受けなければならない。
→先ほど後検量をスッポカシと言う線はなくなりましたので、これも考えられません。
木幡育也騎手の名誉?のために言えば、負担重量を故意に軽量化するために操作したわけでもありません。

  • 第147条(12)について

(12) 第134条第2項、第4項若しくは第7項の規定に違反した調教師又は同条第5項の規
定に違反した調教師、騎手、調教助手、騎手候補者若しくは 厩務員

念のため紐解いてみましょう。

第134条 競走において、第125条第3項の規定により確定した着順が第3着までの馬及び
特に裁決委員が指定した馬については、禁止薬物に関する検査(以下「理化学検査」と
いう。)を行う。
2 前項に規定する馬の調教師は、当該馬について理化学検査を受けるために必要な検体
(尿又は血液をいう。以下同じ。)の採取を受けなければならない。ただし、裁決委員が
特に認めた場合は、この限りでない。
まさか木幡育也騎手が、無断で故意に騎乗馬に禁止薬物を与えた・・・なんてことではありません。
自分だけじゃなく馬にも・・・だなんて、洒落になりませんがな。
落語なら笑って済ませられるかもしれませんがね。まぁ、笑っても苦笑いですが。

4 第2項の調教師は、第125条第3項の規定による当該競走の着順確定後直ちに当該馬を
検体採取所にひき付け、当該馬の検体の採取が終了するまで、当該馬を検体採取所にけ
い留しなければならない。ただし、獣医委員は、特に必要と認めた場合は、検体採取所
に替え、検体を採取する場所を別に指定することができる。
→センセイに無断で検体採取所から持ち出したなんて馬鹿な行為もしていませんね。
そんな事を騎手が何の権利でするんだよって話です。

7 第2項の調教師は、検体採取所(第4項ただし書に規定する場所を含む。)に出頭し、
立会者として当該馬の検体の採取を確認し、かつ、A検体及びB検体の容器に付ける貼
札に署名しなければならない。この場合において、当該馬の調教師は、獣医委員が許可
した者にこれを行わせることができる。
→この獣医委員が許可したのが木幡育也騎手であったら、そう言う可能性もありますが、そんなケースはまずないでしょう。
それに署名を断るって余程ですよね。
字が書けなきゃ騎手学校に入学だって出来ないんですから、悪意があるとしか思えないってことになりますが、こんな不祥事を起こしたわけでもありません。念のため。

  • 第147条(13)について

(13) 第131条の規定に違反した調教師、騎手、調教助手又は 厩務員

念のため紐解いてみましょう。

第131条 前条第1項又は第2項の規定による着順の変更があった場合において、当該失格
となった馬又は当該着順を変更された馬に係る当該競走における賞状、賞品又は賞金を
既に受領している者は、理事長が指定する期日までに、競馬番組で定めるところにより、
当該賞状、賞品又は賞金を本会に返還しなければならない。

→失格や降着になったとして、賞金や症状を返還していないなんてケースでもありません。
それならこの条文が、ちゃんとクローズアップされますしね。

  • 第147条(14)について

(14) 開催執務委員の命令又は指示に従わなかった者

→読んで字の如く。指示に従わないと言うのは私生活で十分に考えられますがね。

  • 第147条(15)について

(15) 開催執務委員以外の競馬に関する事務に従事する者の職務執行を妨害した者

→読んで字の如く。職務執行妨害は、よほどの事でもない限りはしないでしょうよ、いくらお馬鹿な10代であっても。
もちろんこの線もなし。

  • 第147条(16)について

(16) 第139条の規定に違反した調教師、騎手、調教助手、騎手候補者又は 厩務員

これは俗に言う、八百長です。
でも、これで無い事が分かってひと安心。

第139条 次の各号のいずれかに該当する場合には、調教師、騎手、調教助手、騎手候補者
又は 厩務員は、直ちに裁決委員に、その旨を報告しなければならない。
(1) 前条第1項第3号に該当する協定の申込みを受けた場合

※注:前条第1項第3号は下記の通り
第138条 次の各号のいずれかに該当する馬主、調教師、騎手、調教助手、騎手候補者又は
厩務員は、本会の行う競馬に関与することを禁止し、又は停止する。
(3) 競走に関し、不正な協定の申込みをし、又は不正な協定をした者

→さすがに木幡育也騎手でも、不正な協定には関わっていません。ご安心を。

(2) 前条第1項第5号に該当する暴行若しくは脅迫を受け、又は財物その他利益の提供、
又は提供の申込みがあった場合

※注:前条第1項第5号は下記の通り
第138条 次の各号のいずれかに該当する馬主、調教師、騎手、調教助手、騎手候補者又は
厩務員は、本会の行う競馬に関与することを禁止し、又は停止する。
(5) 競走の公正を害する目的をもって調教師、騎手、調教助手、騎手候補者又は 厩務員
に対し、暴行し、脅迫し、財物その他の利益を与えようとし、与え、又は与えること
を約束した者

→さすがに木幡育也騎手でも、脅迫されたり収賄には関わっていません。ご安心を。
でも、収賄はいつでも手を染めそうな危険な香りはしています。振り払えよ、ちゃんと。

(3) 競走馬につき、前条第1項第6号に該当する危害を加えられ、若しくは加えられよ
うとし、又は不正な処置をされ、若しくはされようとした場合

※注:前条第1項第6号は下記の通り
(6) 競走の公正を害する目的をもって、競走馬に危害を加え、若しくは加えようとし、
又は不正の処置をし、若しくはしようとした者

→さすがに木幡育也騎手でも、騎乗馬に危害を加えられて黙っていました、なんてことはありません。
ホウ・レン・ソウが出来なくて1ヶ月騎乗停止になって、そんな風に隠蔽体質を疑われても不思議じゃありませんが、今回は違うのでご安心を。

  • 第147条(17)について

(17) 地方競馬指定交流競走の公正かつ安全な実施を害する行為をした者(その行為につ
いて既に当該競走に係る制裁を行う機関により戒告を受けた者を除く。)

→地方で騎乗して何かしたわけじゃありません。割愛します。

  • 第147条(18)について

(18) 外国の競馬の競走の公正かつ安全な実施を害する行為をした者(その行為について
既に当該競走に係る制裁を行う機関により戒告若しくは過怠金の賦課に相当する処
分を受けた者又は期間を定めて騎乗を停止された騎手であって、当該競走後から引き
続き本邦外の地域にあり、かつ、当該騎乗を停止された期間を満了したものと認めら
れるものを除く。)

→海外で騎乗したこともないでしょうから、これも割愛。
仮に海外競馬の馬券で八百長が起きていたとしても、それに関わったって訳では今回はなさそう。

  • 第147条(19)について

(19) 前各号に定めるもののほか、競馬の公正確保について業務上の注意義務に違反した

→携帯電話を持ち込んだみたいな話だとここなんですが、今回はこれではないんですよね。
てっきりコレなのか?と思ったぐらいです。

結局のところ、何が起きた?

正式な発表があったわけではないので、憶測の部分を出ません。
ただし、現時点で考えられる部分があれば、次の理由でしょう。

①未成年なのに飲酒または喫煙した事が発覚した

現時点で可能性が高いとされているのが、未成年なのに飲酒または喫煙した事がバレたと言うところでしょうか。

(追記)2017.12.15
2017.12.15に、デイリースポーツのみ「ふさわしくない非行」飲酒・喫煙行為か・・・と記事を掲載しています。

木幡育に騎乗停止処分 19歳「ふさわしくない非行」飲酒・喫煙行為か

JRAは14日、日本中央競馬会競馬施行規程第147条第20号(競馬の公正確保について業務上の注意義務を負う者としてふさわしくない非行のあった者)により、木幡育也騎手(19)=美浦・藤沢和=の騎乗を停止することを発表した(14日から裁定委員会の議定があるまで)。

未成年にもかかわらず飲酒・喫煙行為があったとみられる。

引用:デイリースポーツ

何で他には情報が出ないんだ?と言う点では、情報を外に出せない(誰と飲んだのか)が係わっている可能性もありますが、飲酒または喫煙だけで確定と言うわけでもありません。裁定委員会の議定がどれ程の期間になるかで、この
馬三郎と言う競馬新聞を傘下に置くデイリーだけが出来ているのも、なんとなくおかしいですよね。
関東(美浦)では口をつぐんでいるため、関西(栗東)から推定で漏れた情報を、拾っただけであるかもしれません。
もちろん調教師や騎手、厩舎スタッフよりは馬主と面識がある者が、「飲酒したらしい」「喫煙したらしい」と、言っているだけに過ぎない場合も考えられます。

(追記)2017.12.19

とあるサイトで、引退する平野優騎手の送別会に参加した際に起こした行動で、処分を下されたのではないかと報じられています。

「今年で引退する平野優騎手の送別会で、飲酒、喫煙をして泥酔状態になった、ということらしいです。当然飲みの場ですので、流れで酒を口にしてしまった可能性もあるでしょう。ただ、周囲の先輩たちも特に止めなかったという情報も入っています。その情報が漏れて今回の騎乗停止につながったということですね。

若手騎手の中には非常識な人間も多いと聞きますが、注目を集めるプロとしての意識が本人も周囲も足りなかったということでしょうか」

引用:ギャンブルジャーナル

この記事が事実である可能性は高いと思います。
騎手としてアスリートとして自らの資本である身体を、飲酒で競技寿命を短くする行為があるとすれば、本当に存在意義を疑いたくなります。
まして泥酔するほどまで飲酒をしたとしたのであれば、仮に重用してくれたオーナーが離れたとしても、仕事人としてするべき行動出ないことをしたんだから仕方ねぇべ・・・としか言い様がありません。記事の通りだとすれば。

ただでさえ禁止薬物を服用するなど、口にするものに対して意識が低かった過去がありますので、飲酒&喫煙をしたとしても、裁定委員会の議定があるまでなんて厳しい処分も、木幡育也騎手ならさもありなん・・・と思わせるところではあります。

しかし、これだと前例のある菊沢一樹騎手が騎乗停止1ヶ月とすぐに公表しているように、無期限と考えるのはほんの少し決定打にかけるところがあります。初犯じゃないから2回目で即「裁定委員会の議定があるまで・・・」と言うほど、さすがに厳しい組織でもないですし。

ただ、状況によってはこんな理由で・・・の可能性もあります。
お偉いさんの前で何を考えたのかタバコに火をつけたりとか、抜けると思ったらアルコールが抜けないまま調教に騎乗しようとした、とか。
少し前の騎乗停止、まったく反省してねぇだろ、オメェ!と、上層部がブチギレれば・・・。

この理由をかなり強く支持しているブログ・まとめサイト、そしてソースが2ちゃんねると言うところもあります。
可能性としては身近ですが、短期間にやらかしているとは言え3ヶ月じゃなくて「裁定委員会の議定があるまで」ですし、少し処分が重過ぎるところが半信半疑と思える所以。

②無免許運転もしくは自動車運転での過失

次に考えられるのは、自動車の運転に関すること。
今年、松田大作騎手が半年間騎乗停止していた時も、裁定委員会の議定があるまで→半年となったので、かなり濃厚な線だと言えます。

※何も情報がなかった時点ではね。人を撥ねてしまったとかじゃなくて本当に良かった。

自動車の運転免許を所持しているかどうかは定かではないですが、デビュー前から自動車が大好きであることはほのめかしておりましたから、出来心で無免許運転をした可能性は考えられます。

またはスピード違反を盛大にやらかしたか。
それこそ東関東自動車道とか、常磐道とかで速度超過が50km/hとか100km/h違反とか。

また、免許を持っているにも関わらず物損事故を起こした可能性もあります。
でも、それなら公表しますよねぇ。
ひょっとしたら対人の事故と言う事も考えられますが、それも公表しますよね。
何より、もっと今の時点でニュースで報じられているでしょうし。

③懲りずに禁止薬物使用

前回も木曜日の発表だったので、この可能性は棄てきれません。いや、むしろまた報告違反だったということは十分に考えられます。

※何も情報がなかった時点ではね。まさか同じ失態を犯すほどのおバカじゃなかったみたいだけど、どの道おバカすぎでしょ。

むくみを取るためのフロセミド(ラシックス)を常用していそうですし、またうっかり?申告漏れをしたのかもしれません。
憶測の域を出ませんが、前回と同じ発表のタイミングと言う事からも、可能性は十分残っています。

④可能性は低いが、考えられなくもない不祥事

なんでもない場面で突然キレたとか、調整ルームで外部と通信をしたとか。
後者は先ほど違うと分かっているので、あとは関係者以外立ち入り禁止の場所に女を連れ込んだとか?
あ、でもそれは(20)で処分じゃなくて、(19)で処分されないとつじつまが合わないですね。

⑤犯罪行為の可能性

誰かを殴った、蹴ったと言った暴行。
それから、他人の財布や所持品を盗んだ行為などで処分されている諸先輩が、居る世界です。

こう言った事件を起こしているが、公表できる段階にないので「裁定委員会の議定があるまで騎乗停止」と言う可能性は十分考えられます。

お金がなくて苦しいが故に、窃盗を起こしたケースがあるぐらいですから、
表面のニュースに出てこないとなると、仕事仲間の財産を盗んだケースと流れが酷似してきます。

※何も情報がなかった時点ではこれも疑いたくなるような状況でした。今後そう言う行動をしないように願うばかり。

まとめ

いずれにしても、2017年12月14日の時点では詳しい情報が出ていません。
ただ、いわゆる「主文後回し」の状況なので、軽微な違反ではなく重大な違反を犯したため処分が下っていると考えるのが自然です。

とくに、無免許運転で軽微な物損事故・自損事故と言うのであれば、動かぬ証拠が出揃ってしまうことが考えられますし、
そうなればあっと言う間にこう言う報道になる事も考えられます。
しかも事故のことは緘口令が布かれていれば・・・と邪推したくもなります。

少なくとも3ヶ月ですから、この機会に更正に向けた取り組みをするんでしょうし、それが許されるのであればラストチャンスだと思って踏みとどまるしかないでしょう。

最後に一言言わせて下さい。

やはり木幡育也は、フェラーリに乗る資格なんて、必要ありません

以上です。
※随時、報道などで情報が入り次第追記いたします。(2017.12.14 22:50)

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Posted by 多幸


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