【2017年デビュー】JRA新人騎手レビュー

スポンサーリンク

みなさん、ごきげんよう。

騎手から予想する競馬ブログ「キシュランガイド」の多幸です。

 

ブログが始まっておよそ1年少々ですが、今年はこの企画に取り組む事にします。

テーマは・・・

2017年にデビューするJRAの新人はどんな奴なんだ?

気になる騎手もいますが、昨年に較べたらだいぶマスコミに出る露出具合は減りました。

そりゃそーですよ。

だって、藤田菜七子って言う誰でも食いつきそうな客寄せパンダ女性ジョッキーが居ましたからね。

1年経って思うのは、その頃よりも「32期生は西高東低振りが顕著になってしまった」と言う事でしょう。

決して美浦の3名がだらしないって事だけではないですが、少なくとも

自分で律しないといけないところを、意識して律し続けたかどうか」は、栗東の3名がより着実に、手を抜かないでやって来たと言って良いでしょう。

そんな32期生までを全くの部外者として観てきた経験から、デビュー前に言えることはドンドン行っておこうと思います。

もちろん、コチラの勝手な予想に反してバンバン勝ってもらったり、

勝利数こそ少なくても「これは来年以降が楽しみだ!」って言う仕事ぶりを見せてくれたら嬉しいですよ。

何はともあれ、事故や大怪我にあわず・重大な謹慎事項や事件などを起こすなく、仕事に邁進して欲しいものです。

※3/3に東京・新橋GateJにて行われた、坂本勝美教官・西脇文泰教官・片岡良典氏(サンケイスポーツ新聞社)を招いて行われたトークショーの内容・所感を併せて追記いたします。

木幡育也騎手

こわた いくや
平成10年 9月21日生まれ(18歳)
茨城県出身
所属:美浦・藤沢和雄厩舎

父は木幡初広騎手。
兄は木幡初也騎手と、木幡巧也騎手。
まさに、騎手になるために生まれてきたような環境下で、競馬学校を卒業。

兄と違うのは、次兄はアイルランド大使特別賞を取ったが、
この弟は取り逃したという点。
はっきり言って現時点で、競馬に関する色々な意識が低いと言わざるを得ないと考えます。
卒業できては居るから、騎手人生を始める今の時点での話だが、そこが課題。
これが上手く伸びるようなら、伸びしろはあるのでいずれ兄を超える可能性もあるんですが、
すぐに・・・ではないでしょうけどね。

過去10年の成績を観るとわかるように、藤沢和雄厩舎×木幡家の3名で言えば・・・

騎手 着別度数
木幡巧也 0-0-0-2/2
木幡初広 0-1-0-3/4

つまり木幡初也騎手は騎乗が無いんです。
それだけ縁もゆかりもメチャクチャ深い厩舎ではない分、かなり厳しく鍛えられると思います。
最初は苦労すると思うが、厩舎力もあってそこそこ勝てるジョッキーにはなれるかも。

しかし北村宏司騎手然り、杉原誠人騎手然り・・・。
どうしても越えられない壁みたいなものは、だいぶ時間を要するのが気掛かり。
これはもう美浦だから、ある意味仕方は無いです。

その中でもまだスタートラインは良い方でしょう。
まぁ、杉原誠人騎手に対する教育は7年目でひと通り終わったと考えたのでしょうし。
むしろ、厩舎にとって都合よく使われる期間が、長くなるはず。
いや、そうじゃないとおかしい。

顔に闘志がみなぎっているタイプでもないし、写真では解かりにくいが結構眉尻が乱れやすい。
あっちこっちへ気が分散しやすいからこそ、騎乗時に集中できるのかどうかで馬券の取捨選択が出来るぐらいでは困るが、
どんな新人騎手も最初はそんなもんでしょう。
パドックで集合が掛かった時の表情やら細かな動きで、モロわかりみたいなケースも最初は結構あるかもしれませんね。

(追記)

次兄の木幡巧也騎手は「育也がデビューするのは正直怖い」との事。(Gチャンネル談)

乗馬経験を積んできた美浦のスポーツ少年団でも「育也は上手いよ」との声が多かった(サンケイスポーツ談)

坂本教官は「師匠(藤沢和雄調教師)が厳しいから、インタビューでは余計な事を言わないようにしている」と言っていた様に、かなりコメントは短め。

※坂本勝美教官だって、現役時代から藤沢和雄調教師には頭が上がらなかったでしょ(笑)

◇所感◇

声が無駄に甲高く、良い様に使われる典型例。勝負師向きの性格ではないように思います。馬の操縦に関しては次兄よりも上かもしれませんが、レースセンスとしては皆無に近いかも。兄の45勝を超えたいとデカい口を叩いているけど、流石にそれは土台無理な話では?

口数手数は多いでしょうけど、効果的な一打を打つ事の重要性は、引退まで理解できないのではないか?とすら思います。

キシュランガイドの予想:初年度5~10勝 芝よりダート向き

武藤雅騎手

むとう みやび
平成10年 1月10日生まれ(19歳)
茨城県出身
所属:美浦・水野貴広厩舎

父は現調教師で、元騎手でもある武藤善則。
所属厩舎は毎年のようにローテーションが迷走するなど、馬の適性を第一には考えているのか疑問すら抱く厩舎。

卒業出来ただけ良しと考えるのか、これから大化けしてくるのかは、
日々のトレーニング次第と言えるでしょう。
・・・と言うのも、武藤雅騎手だけ少し背丈が小さくて横幅が大きいタイプ。
いまどきの騎手では珍しい体格なので、これを上手く生かすような動きを習得したら、色々なケースで化ける可能性はあります。

あとはJRAの外部で誰と知り合い、どんな風な考え方に影響されるかでしょう。
トレーニングとか身体の使い方を極めるような人に出会ったとしたら、ひょっとするかもしれませんね。

え?身内じゃダメなのかって?
身内で済むならなんで父ちゃんはあんな成績なんですか!って話しですよ。

クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率
新馬 6-19-21-262/308 1.9% 8.1% 14.9%
未勝利 64-77-77-914/1132 5.7% 12.5% 19.3%
500万下 67-65-84-750/966 6.9% 13.7% 22.4%
1000万下 13-26-12-278/329 4.0% 11.9% 15.5%
1600万下 0-2-3-49/54 0.0% 3.7% 9.3%
OPEN特別 3-3-6-32/44 6.8% 13.6% 27.3%
G3 1-2-1-16/20 5.0% 15.0% 20.0%
G2 0-1-3-4/8 0.0% 12.5% 50.0%
G1 0-0-0-2/2 0.0% 0.0% 0.0%

父は1989年の金杯(現在の中山金杯)を勝っていますが、1986年以降のデータではこんな成績。
とにかく未勝利はダート戦が比較的強く、特に500万が主戦場でした。

そもそも、競馬学校ブログでも写真が出ていますけど、すぐに気を抜いてしまって
お腹から力が逃げている悪い癖が出ているじゃないですか!

まずはここからメスを入れましょう。
素材を生かすも殺すも、その一瞬の積み重ねです。

(追記)

33期生の表彰では、馬術に関しては常にトップ。その為「模範賞」を受賞しているとの事。終始卒業までお手本のような乗馬をしていた(西脇教官談)

馬術の全国大会にも出場した経験を持ち、そのあたりのレベルの高さは流石とのことだが、経験も立場に上だからこそ上からモノを言わないように気をつけていた西脇教官がそんな風に言うにしても「それで?レースではどうなの?」と言う疑問は拭えません。

なお、卒業式に出席していた横山典弘騎手が、親子で記念写真を撮っている武藤調教師&雅騎手を見て「似ているなぁ!」と思わず発言。

坂本勝美教官も「まるでお父さんがデビューしたときとそっくり。背格好もこんな感じだし。2年目で金杯を勝って良いスタートだったけど、その後が・・・だんだん落ちてきて・・・(場内苦笑)」

◇所感◇

思っていたよりも落ち着いて居て、スイッチがしっかり入った時は「おおっ!」と思わせる騎乗もしてくるようには思います。しかし、気を抜いた時がやはり弱点。能動的に勝ちを収める場面と、あまりにも消極的な敗戦がハッキリしているように感じます。

つまり自分から先行して押し切るようなレースには滅法強いですが、展開の助けが必要なケースでは課題山積かと。減量期間中の伸びしろ・センスに関してはむしろ武藤雅騎手の方が美浦の二人よりはあるかもしれません。

キシュランガイドの予想:初年度5~10勝 芝よりダート向き

横山武史騎手

よこやま たけし
平成10年12月22日生まれ(18歳)
茨城県出身
所属:美浦・鈴木伸尋厩舎

父は言わずと知れた横山典弘騎手。
なので、祖父の横山富雄騎手(※別々の騎乗馬による牝馬3冠経験騎手)からの馬乗り3代と言う事になります。
兄は横山和生騎手、こちらも兄弟対決が実現しそうなので注目はされやすいでしょう。

この期生の中では身体の強さとか動かし方とかは平均点程度でしょう。
ただ、現時点では美浦に居る中ではあらゆる面で二歩も三歩もリード。
これを一気に拡げる可能性すらあります。

その根拠となるのは、とにかく大きな口。
拳が簡単に入りそうなほどに、横にもタテにも大きく開くのは悪いことではありません。
要領の良さと、大仕事をやってのけそうな頭の切れ味はなかなかのものです。
ただ、深いところまで考えているのかとなると・・・話は別モノ。
天性の感覚が良い方に花開けば、美浦の若手をまとめて相手に出来るだけのバックボーンはあります。

あとは先生との相性でしょうか。
どれだけの馬を集め、どれだけ横のパイプがあるかによっては、想定している以上に勝っていくとは思いますが、
横山武史騎手の持ち味・天真爛漫な良い面をどう生かすかは未知数ですね。
ラフプレーをする事はプラスにならないと解かるのも早いはずですが、ちょっといたずら坊主っぽいところがあるので、
騎乗の粗さではなく作戦の大胆さで勝負できるように、横山武史騎手レベルなら頭では理解するでしょう。
それをどう脇を固めるように、厩舎スタッフと力を合わせて乗り越えていけるかが注目点でしょうか。

だからと言って締めるところを締めないと、フィジカル面もメンタル面も同期の中ではかなり弱いですからね。
色々な経験に裏打ちされた騎乗を見せるようになってからが、本当は面白い存在になってくるとは思います。

(追記)

声が鼻に掛かって高く、声帯の相があまりよろしくありません。

しゃべらせなければ・・・の典型的な人物で無いことを祈りますし、騎乗云々の前にその点は気になります。

何せ在学中に「賞金が入ったら何に使いたい?」と言う質問に『遊びたいです』と真っ先に答えてしまうような子なので・・・、どうか身内でウケさえすればなんでもOKって言うバカッター・バカYoutuberと同じ穴のムジナじゃありませんように。

◇所感◇

卒業時の騎乗供覧レースではごっつぁん差しを決めましたが、勝てたのは他が自滅したお蔭と言うレースじゃないと拾えないように思えます。

インタビューでドヤ顔を見せるような仕草もあり、裏表があるのは良い方に向いてくれれば良いんですが、上(先輩)を立てているのはあくまでも計算上そうしているだけで本音はかなりナメているんじゃなかろうかと思わせる表情を出してしまっていたのは、現時点ではプラスに取れないですね。教官に寄せるメッセージで、つい気が緩んだだけなら良いんですけど。

直感型の天才肌なのかな?と言う印象をなお強くしました。深いところまで考えているとは思えないので、最初だけは良いけど竜頭蛇尾っぽくなってしまいそうですね。いくら横山典弘騎手があれこれ教えても、自分の感覚第一優先みたいにならなければ良いんですが・・・。

キシュランガイドの予想:初年度15勝~20勝 ややダートより芝向きかも?

川又賢治騎手

かわまた けんじ
平成 9年11月19日生まれ(19歳)
東京都出身
所属:栗東・森秀行厩舎

アイルランド大使特別賞を受賞。
もともと乗馬と野球経験者と言う事もあり、運動能力に関しては一歩リードか。
加えて困った事をすべて引き受けるぐらいの頼もしさすら感じさせます。

面構えも状況判断力と意志の強さを感じさせるものがあり、いきなりの栗東配属ですが水は合うかもしれません。
最近低調な森秀行厩舎ではありますが、出走回数は群を抜いていると言って良いですから、
まずは質より量の恩恵を受ける点でもかなり有利な立場です。

加えて所属していた乗馬クラブの写真でも、騎乗フォームは実戦向きなのは特別賞も納得の結果でしょう。
前傾気味にキャンターを出来る騎手と言うのも、アピールポイントは若干でも積み増しが可能ですね。

問題は・・・これはVTRを見た上で感じるのですが、オンとオフの差が案外ハッキリしていない点でしょうか。
これは武藤雅騎手にも言えますが、意識の上で「オン」と「オフ」の間に「3/4オフ」が存在しているところ。
無意識に出てしまう行動が良くも悪くもあるので、これをどのように対処していくかと言うところでしょう。
「集中しろ!」と言っても、集中し切れていないのをどう克服してくるのかも、川又賢治騎手の場合は楽しみではあります。

無理な騎乗はしないに限りますが、行けると思って取った進路が実はものすごく狭かったとか、
周囲の状況を考えもせずに進路を切り替えてしまい、他の進路をカットしたりと、
どんな有望な騎手でも若手のうちは多少やらかしてしまう事もあります。
その中身と防ぐ案、そして修正後の結果が大事であって、
他人から観た仕事ぶりを解析する力が、川又賢治騎手の心の中に持つ事が出来るのか。
それによって将来の伸びしろは決まってくると思います。

個人的な願望としては、障害レースでも上手さを発揮してもらいたいものです。

(追記)

「何事にもポジティブに考えるのは、騎手として必要な事かもしれませんね」(坂本教官談)の言葉通り前向きな人物像ではありますが、表面を取り繕う事を第一に考えているようで、騎乗技術云々は別物でしょうね。

先に川崎競馬で騎乗してレース経験がありますが、所属していた乗馬クラブの顧問をしている田中勝春騎手と同じレースですからね。技術よりも人脈・エージェント第一みたいな世渡りの上手さでどうにかするしかないでしょう。

「川崎でデビューする時も取材したら『緊張していません』『レースでは考える余裕もありました』なんて言うんですよ。私らの頃とは違いますね」(サンケイスポーツ談)

いえいえ、全く緊張しない訳がありませんって。それにスタート直後に二の足が付かない時点で良い意味で無理をしなかっただけです。それだけのレベルに無ければ、勝てる勝てないは別にして卒業して即デビューさせる訳には行かないですよ。世界中から騎手が来る今のJRAなら、尚更。

川又賢治騎手はメッセージビデオでも、言いたいことを整理して本番で発揮できていないなど思考が「その場しのぎで何とかする」タイプじゃないでしょうか。対応力さえ出しておけば良いと言う考えは、深いところまで考えていないと点で横山武史騎手と良い勝負。

案外打たれ弱いなと言う印象を抱きましたし、厳しい環境では萎縮してしまいそうです。褒めて伸びるタイプで、おそらく藤田伸二氏が現役だったら真っ先にヤキを・・・じゃなかった、考え方を洗脳していろいろと教え込んでいたでしょう。まぁ、している途中で何をしても誰かに庇ってもらい、色々言うのもアホらしくなって来る筈ですが・・・。

キシュランガイドの予想:初年度15~20勝 芝よりダート向き

富田暁騎手

とみた あかつき
平成 8年12月11日生まれ(20歳)
茨城県出身
所属:栗東・木原一良厩舎

サッカー経験者でもあり、一度高校に入学したあとに進路を変更した経歴の持ち主。
身長が164.5cmもあるために体重管理の面だけが心配要素だが、フィジカル面では体重のハンデを感じさせない強さが際立っている。
木原先生も認める「いい名前、マスクもいいし、絵になる男」と褒めちぎるのは無理もないほど、男前な面構えも言う事なし。
下半身の強さを上手く活かせるかどうかがカギを握るが、それさえ叶えば新人賞の最有力候補と言っても差支えがない存在。
(最初のうちは騎乗を見たら、「テンでだめ」と言う可能性もありますが)

いろんな事を最初は吸収できるとは思うが、根は相当強いはずなので変に頑固になったりして、
人間関係では良くない意味の喧嘩をしないで欲しいというのが正直なところ。
まして競馬サークルに関係のない外部からの人材なので、途中まではかなり良い感じで伸びていけるとは思うが、
それこそフリーになってからがどうなのかと言うのを考えると、関東育ちでも本当に関西でよかったんじゃないかと思える。

とは言え、目標が四位洋文騎手と言うあたりも生粋のアスリートとしての素質を感じるし、
騎乗フォームの力強さに綺麗さが兼ね備わると、おそらく伸びしろの大きさも一番あると考えられる。
それは写真写りが毎回一定では無い事からも、上にも下にも大きく振れる可能性を残している。

体重管理と、誰に何を教わるのか。そして勝負どころのテクニック。
この3点をクリアした先には、JRAを代表する騎手になる道を歩んでいるかもしれないと感じさせます。
模擬レースを見ていると、全般的に少し勝負を仕掛けるタイミングと、そこからの反応が遅いところが気になりますが、
修正能力はピカイチなので、それをどう使ってくるかも注目です。
ちょっとハードルあげすぎたかなぁ・・・。

(追記)

「手足も長いし、騎乗フォームも綺麗に乗っていますし、顔立ちもイケメンでしょ。彼はね、本当に人気でますよ」(サンケイスポーツ談)

「手足が長いですし、日本人離れしたことをしてくれるんじゃないか。そう言う期待は持っています」(坂本教官談)

まぁ、そうでしょうね。それだけではダメなんですけど、現時点では「綺麗に乗りたい」と言う事を貫いている点だけは評価したいと思います。

◇所感◇

在学中は騎乗経験が無いのでかなりのハンデがあった模様。それでも「本人は必死に喰らい付いていったようです」(坂本教官・西脇教官談)と言うガッツは相当のもの。

まだフォームが定まる途中のようですが、綺麗なフォームを身につけた時は楽しみが拡がりますね。それこそ「武豊騎手・武幸四郎騎手のような存在になるんじゃないでしょうか」(サンケイスポーツ談)と言うコメントも、全く嘘ではないでしょう。

キシュランガイドの予想:初年度15~25勝 芝・ダート兼用もしくは芝よりダート向き

2017年デビューのJRA新人騎手は5名

様々な映像資料などを拝見してレビューを書きましたが、今年は昨年以上に西高東低の傾向が出てきそうです。
ただ、競馬サークル以外を含めて、どんな人からヒントを貰うか。
どんな風に身体を使えるかによっては、シーズンの前半よりも後半に一気に形成は変わってくるのではないでしょうか。

序盤の3ヶ月よりも、夏競馬以降で浮き沈みが顕著に出てくると思いますが、
そのリズムを一番的確につかんできそうなのが富田暁騎手だと判断しています。
理由としては「それだけ身体の使い方のレベルが違う」と言う事です。

他の新人を含め5人ともそうですが、やはり競馬学校で教わった事の殆どは「勝利にすぐさま直結するもの」ではありませんでした。
是非、変な先輩の入れ知恵や間違った助言によってフォームを崩したり、姑息な苛めにあって精神が折れてしまわないように願うばかりです。

それからここ何年間は若手騎手が酒に酔ったとか出来心で、見事なまでに判断力を失って騎手人生を辞める人材が居ます。
こう言ったことから自分で身を守れるようにすることも、騎手の腕力・筋力・営業力と同じように、
判断力は大切であると付け加えておきたいと思います。

そこはみんなかなり弱いかなぁと言うのが、正直なところです。
ただ、一人だけ横山武史騎手だけは判断力云々ではなく、勝ち星を積み上げてしまうかもしれません。
しかし、それでは何か甘い誘惑があったときに、本当に自分自身を律して振り切れるのかも心配にはなります、真面目に。

トータルで見て今年は「最多勝利新人騎手」の候補者は出ないと考えています。
キシュランガイドは、むしろそれで良いと思います。
どの騎手も勝負は3年目ぐらいからでしょうから。
勝つことの難しさ、プロとしての身体と心が備わるまで、思う存分最大5年間の助走を使って欲しいですね。

なお、現時点では「乗馬技術はとても高いレベルにある」(西脇教官談)との事でした。だから、レースではどないやねん!っちゅー話ですけど、これはレースを見ればわかるって事でしょう。

いいんじゃないですか、ゆっくりと鍛錬を積んで一人前になる騎手が1名ないし2名出てくれば。

 

以上、新人騎手レビュー(第33期競馬学校卒業生)でした。

スポンサーリンク


PAGE TOP